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機械工学科の3研究室がTRONシンポジウムに出展しました


2019年12月11日~13日、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催された「2019 TRON Symposium -TRONSHOW-」に、本学機械工学科の加藤研究室、小島研究室、野中研究室が出展し、研究室に在籍する学部生および大学院生が研究の成果を発表しました。主催はトロンフォーラム。

IoT(Internet of Things)、ユビキタス・コンピューティング環境の実現に向けた最先端技術を展示する同シンポジウムは、今年もメーカーやサービス提供者間の垣根を越えて、利便性の高いサービスを生み出す「オープンIoT」をテーマに掲げ、その実現に向けた要素技術や応用例、さまざまなプロジェクトとの連携事例を紹介しました。

本学からの出展した研究テーマと学生の感想は以下の通りです。

機械工学専攻博士前期課程2年 齋藤賢人さん(加藤研究室)
研究テーマ:汎用ツールホルダに固定して使用する切削振動監視装置
「IoT研究の一環として、マシニングセンタの汎用ツールホルダに固定して使用する無線式の切削振動監視装置を研究しています。切削振動を切削点近傍で常時監視することにより、不良品の発生を未然に防ぐことができます。特徴としては、汎用Wi-Fiモジュールを使用することによる低コスト化を実現。主軸頭に取り付けた加速度計に比べ、約10倍の加速度振幅を測定するWi-Fiモジュール内で、3軸方向の加速度を周波数解析し、振動の大きさを周波数成分ごとに監視することができます。TRONシンポジウムでは、さまざまな企業や学校が参加していて、各分野の多種多様な研究を知ることができ、とても興味深かったです。また、自分たちの研究を聞きに来てくれる人に、わかりやすく説明する必要があり、とてもいい経験になりました」

機械工学科4年 小濱純平さん(小島研究室)
研究テーマ:LEDの周期的発光を用いた屋内位置推定技術の精度に関する研究
「GPSなどの使えない建物やトンネルなどの閉ざされた空間において、LEDの発光パターンを作ることによって、位置推定をする研究を行っています。会期中、海外からの来場者や出展者に対応する機会がありました。研究を日本人以外の方にも知ってもらうために、英会話能力の必要性を痛感しました」

機械工学専攻博士前期課程2年 楊一鳴さん(野中研究室)
研究テーマ:繊維強化プラスチックを活用したスポーツ用品や福祉用具の設計や評価についての研究
「運動時に人や道具にかかる負荷を検出し、挙動を評価するために、各種データを集計するセンサネットワークの構築に取り組んできました。研究室では、バイクの走行姿勢評価やサーフボードの機械的特性と挙動評価などを進めています。今回は、加速度センサやロードセルを内蔵したセンシングラケットによる、テニスの打球軌道シミュレーションの一部を紹介しました。同じ若い研究者として、東京大学や南洋理工大学、シンガポール工科大学の学生たちとも触れ合い、多くの経験を得ました。世界の研究を知ることはもちろん、自分の研究についてもいろいろな視点から鋭い指摘をいただき、良い刺激になりました」

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