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地域と連携した学内パソコンの安全な廃棄への取り組みについて


2022年8月より、湘南工科大学では、古くなった学内パソコンの廃棄について、「日本基板ネットワーク」を通じ、特定非営利活動法人トムトム(本部:平塚市)への業務委託を開始しました。

企業や大学などで使用されるパソコンは、処分する際に「産業廃棄物」として扱われると同時に、「資源有効利用促進法」に基づき、メーカーが責任をもって回収・リサイクルすることが義務付けられており、メーカーに依頼しない場合も法令に則り適正に処分する必要があります。また、パソコンに蓄積された個人情報や技術データなどの「情報漏洩対策」も廃棄時の非常に重要な課題となっています。

日本基板ネットワークでは、障がい者施設で働いている方々が使用済みパソコンを解体・分別し、その再資源化を行う事業を全国規模で展開しています。まだ使用できるCPUやメモリーやモニターは再利用が可能であり、「都市鉱山」とも呼ばれる使用済みパソコン内部から取り出した「金」「銅」などの貴金属やレアメタルを国内で売却・循環することで国益につなげ、収益化と適正な工賃化をはかることで障がい者の就労支援につながります。

工科系大学である本学には、学生が授業で使用する以外にも、教職員が研究や業務で使用するパソコンやサーバーが数多くあります。
9月、同法人トムトム就労部門のキャロット工房から、「マイスター」と呼ばれるパソコン解体を仕事としている障がいをもつ方々が本学へ出張解体のため来校。高い集中力と几帳面さを備えたマイスターのみなさんが、手作業で丁寧に解体作業を行い、ハードディスクのデータ記録部に傷をつけて物理的に破壊していきます。職員の目が届く大学内で作業を行うため、情報漏洩のセキュリティ面でも安心感が高く、SDGs(再資源化)、地域の事業所との連携、障がい者の就労支援など多くの面でメリットが期待できます。

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