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糸山英太郎総長からのメッセージ


今回のG7広島サミットは、G7メンバーのみならず、インド、オーストラリア、韓国、ブラジル、インドネシアなど様々な国の多彩な指導者が一堂に会した会議となりました。
そして、そこにはロシアを敵国として戦争を現在進行形で行っているウクライナのゼレンスキー大統領の姿もありました。
G7がウクライナ復興に強力に関与するといった決意表明が「復興の象徴」とも言える広島で行われたことは、一見、象徴的であり、感動的であり、議長国としての日本の存在を印象付けるものとしました。
しかしながら、私にとっては大きな失望となりました。
37年前の同じく5月、当時衆議院の外務委員長であった私は、ウクライナの大統領ではなく、ソ連のシュワルナゼ外相と会談していました。
日ソ関係を少しでも前に進めるため、北方領土返還に関してジョークを交えながらも本音を聞き出そうとしていたのです。

ところが、現在はどうでしょう?

日本はロシアに制裁を発動し、ロシアも日本を「非友好国」に指定するなど関係は著しく悪化し、正式な駐日大使までも離任したままです。
そして、本年4月18日には、日本海において、ロシアの太平洋艦隊によるミサイル発射演習が実施されました。
5月19日に核軍縮・不拡散の議論を主導したと取材で述べたG7広島サミット開催国の議長は、5月23日には国会において防衛費増額の財源確保の法案を主導しました。
そんな時代の中、私たち国民は何を考え、何を信じて生きてゆけば良いのでしょう?

6月4日、私なりの考えを皆さんにお伝えしたいと思っています。

湘南工科大学
総長 糸山 英太郎
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