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電気電子工学科の成田知巳教授が気象文化大賞を受賞


2023年7月1日、本学 工学部 電気電子工学科の成田知巳教授が「第13回気象文化大賞」を受賞しました。主催は、一般財団法人WNI気象文化創造センターで、同賞の受賞は6度目。

同賞は、気象文化を広めるために、従来の発想にとらわれない知恵を幅広く結集し、気象の減災・自助・共助、経済的利用、環境問題などへの対応における実用的な気象研究・活動について、新たなる研究・活動計画、または革新的な成果をあげた個人および団体のこれからの発展を願い「気象文化大賞」として表彰し、研究・活動について助成するものです。

成田教授は、インターネットを介して共有する落雷位置標定ネットワーク構築プロジェクト「Blitzortung.org(ブリッツ)」の落雷位置標定システム(LLS)を日本で初めて本学に導入。現在は、日本国内60カ所、国外21カ所に受信局を設置し、国内はもとより、東南アジアやオセアニア地域でも最大の落雷位置標定ネットワークとして取り組みをを広げています。

受賞テーマは「落雷位置標定システムの受信周波数拡大による冬季雷の標定率向上に関する研究」。
冬季雷の観測については、従来の集中豪雨などの雷関連の事故防止に役立てるだけでなく、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギーを確保していくためにも必要とされています。今後は、新たな測定装置として低周波数帯の磁気センサーを活用した電磁波観測装置の設置を拡大させ、冬季雷の特性などを把握して標定率の向上にも努めていく予定です。


気象文化大賞
成田 知巳 教授
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