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総合デザインプロジェクト3Aでトヨタ自動車と連携した特別講義を実施


2025年4月22日、工学部 総合デザイン学科の選択科目「総合デザインプロジェクト3A」において、トヨタ自動車株式会社より講師を招いて特別講義が行われ、3年次生および聴講を希望した1・2年次生、計約120人が参加しました。

本科目のプロダクトデザイン分野では、担当教員の企業での実務経験に基づき実践的な授業を行っています。今回は、鈴木浩教授担当の授業内で、トヨタ自動車株式会社よりクルマ開発センター デザイン統括部 グループリーダー 種村寿一氏および同センター ビジョンデザイン部 UXデザイン室 氏原陸大氏(工学部 総合デザイン学科 2023年度卒業生)を招いて、業務内容や取り組み事例のほか、3年次生向けに今夏のトヨタデザイン・インターンシップなどに関して説明が行われました。
また、種村氏からは「楽しんでつくったデザインからは、それがにじみ出る。自分の興味の幅をたくさん持つことが大切」「トヨタではデザイナー自身も楽しみながらデザインをしている」ことなどが語られました。講義の最後には、活発な質疑応答が交わされました。

トヨタ自動車株式会社では、デザイナーの活躍する範囲は幅広く、クルマ、支援ロボット、月面探査クルーザー等の「プロダクト」「CMF/X(色、素材、加工方法、体験)」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」から「ロゴ」「コンセプト」などのモビリティに関わるさまざまな領域について、世界中のデザイン拠点で開発しています。

質疑応答(一部抜粋)

Q:トヨタは車のデザインだけを行っていると思っていました。デザイナーの活躍できる場がたくさんあることが分かりましたが、どのような人材を求めていますか。(1年)
A:「たくさん遊んだ人」でしょうか。もちろん入社するまでに必要なスキルもありますが、多くのことを見聞きし、いろいろな経験、考え方を持っている人は(アイデアやデザインの)「変化球」を出せると思います。(種村氏)

Q:トヨタにはたくさんのデザイナーがいると思います。出たアイデアは、取り入れてくれるのでしょうか。(1年)
A:アイデアフェスティバルのような、アイデア出しをする機会が多くあります。そこから、チームごとにデザインのアイデアを絞り込んでいくスタイルをとっています。(種村氏)

Q:共通しているトヨタとしてのデザインはありますか。(1年)
A:トヨタの客層は百貨店のように多様です。お客様のニーズやターゲットによって分かれます。(種村氏)

Q:氏原さんが在学中にチャレンジしていたことを教えてください。(1年)
A:インターンシップやコンペには、積極的に参加していました。早くから企業の目に留まるためでもありますが、ポートフォリオに載せる作品づくりのきっかけにもなります。応募するだけでも特訓になるので、学年関係なくチャレンジするとよいと思います。(氏原氏)

Q:氏原さんは、1年次からUXデザインの職種を志望していましたか。(1年)
A:在学時、当初、自動車会社は視野に入っていませんでした。文具のコンペやポスターのコンテストなどに応募していましたが、モビリティデザインが専門の髙野修治先生とUXデザインが専門の赤井良行先生に出会い、UX/UIの勉強を始めました。その後、堀川将幸先生や鈴木浩先生の指導もあり、モビリティのUXデザインに絞られていきました。(氏原氏)

Q:氏原さんは、いつごろから就活を始めましたか。(1年)
A:2年次の夏からインターンシップに参加し始めましたが、その前からコンペに応募したり、ワークショップに参加したりしていました。(氏原氏)

Q:氏原さんは、得意なことはありましたか。それを授業の中でどうつなげていきましたか。(1年)
A:絵を描くことやモノづくりはもともと好きでしたが、まずは、ちゃんと授業に頑張って取り組むことが大切だと思います。そして、提出の期限内で作ること。一度作ったものをベースに、提出までにどれだけブラッシュアップさせられるか、それが大事だと思っています。作って終わり、にしない。そうすることでポートフォリオも充実していきます。(氏原氏)


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