2025年6月28日(土曜日)、工学部 総合デザイン学科 禹在勇教授が、札幌市立大学で開催される「日本デザイン学会 第72回春季研究発表大会」のオーガナイズドセッションにおいて講演を行います。
同大会では、「くんずほぐれつ、デザインする」をテーマに、デザインの過程が「分析と統合」「混沌と秩序」を行き来する動的なリズムそのものであることを再確認し、AI社会が持つ秩序化の傾向に対抗し得る、不確実性を抱えた複雑で混沌とした世界を迎え入れるデザインの新たな知の可能性を議論します。
同学会 農業デザイン研究部会で主査を務める禹教授の講演内容は以下の通りです。
同大会では、「くんずほぐれつ、デザインする」をテーマに、デザインの過程が「分析と統合」「混沌と秩序」を行き来する動的なリズムそのものであることを再確認し、AI社会が持つ秩序化の傾向に対抗し得る、不確実性を抱えた複雑で混沌とした世界を迎え入れるデザインの新たな知の可能性を議論します。
同学会 農業デザイン研究部会で主査を務める禹教授の講演内容は以下の通りです。
日本デザイン学会 第72回春季研究発表大会 | |
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開催日時 | 6月28日(土曜日)15時30分~17時30分 |
会 場 | 札幌市立大学 芸術の森キャンパス |
テーマ | デザイン学における農業の研究と実践 |
講演概要 | 農業は穀物や野菜を作る一次産業であるが、同時に、地域社会を生み出し、各地の文化となり、農耕に関する祭事や道具は今も残っている。一方、農業はさまざまな議題と直面しており、就農者の減少や食糧自給率の低下が懸念されているが、それを克服するための取り組みが盛んにもなっており、地域産業としての政策支援や人材派遣に加え、バイオテクノロジーやスマート農業といった技術革新も進んでいる。さらに、農業は国際的な課題にもなっており、食料問題、気候変動、サスティナビリティといったトピックとも関係している。オーガナイズド・セッションでは、日本デザイン学会会員によって農業がどのように研究され、実践されているのかを確認しつつ、デザイン学としての農業の位置付けと今後の方向性を議論したい。当学会で公表された農業に関する研究を「農業デザイン」の探究として注目し、その趨勢(すうせい)を共有するとともに、「農業デザイン研究部会」としてどのような探究が望まれるか考える。オーディエンスと闊達な意見交換を行い、部会の枠を超えた関心の醸成を試みる。 |