総合デザイン学科の1年次生3人が「二輪デザイン公開講座」に参加

2025年8月21日～22日、静岡文化芸術大学（静岡県浜松市）において開催された「第13回二輪デザイン公開講座」に工学部総合デザイン学科1年の杉田美瑠さん、植村珠羽さん、山内陽奈さんが参加しました。また、同学科4年の大木杏莉さんが卒業研究の取材として見学し、鈴木浩教授が引率を務めました。

「二輪デザイン公開講座」は、公益社団法人自動車技術会の主催により、同法人デザイン部門委員会に所属する国内二輪5社（本田技研工業株式会社、ヤマハ発動機株式会社、スズキ株式会社、カワサキモータース株式会社、株式会社GKダイナミックス）のデザイナーやモデラーが中心となって、全国のデザイン系大学や専門学校の1・2年生を対象に毎年開催されている、⼆輪デザインを「知り、体験できる」プログラムです。世界をリードする日本の二輪業界の魅力を伝え、若い世代が二輪デザインの仕事に関心を持ち、目指すきっかけをつくる場となっています。

今回の講座では、基調講演や、現役の若手デザイナーによる座談会、協賛企業のデザイン部門紹介に加え、フィジカルスケッチ、デジタルスケッチ、カラーリング（CMF）、クレイモデリングといった実習が行われました。さらに、各社の車両展示やスケッチギャラリーも実施され、学生にとって実践的で刺激に富んだ学びの場となりました。

参加した本学の学生からは、全員が前席で熱心にレクチャーを受ける積極的な姿が見られ、また、自費で浜松への往復交通費と宿泊費を負担するなど、その意欲の高さがうかがえました。

■参加学生のコメント

二輪業界への知見が不足している私にとって、バイク制作のプロセスや業界の雰囲気を楽しく学べる貴重な機会となりました。特にメーカーのクレイモデラーから直接話を聞けたことが大きな学びとなり、デザイン業界全体への理解が深まりました。初学年のうちに、早期に参加する意義を強く感じました。（杉田美瑠さん）

初めは二輪デザインについて知識も経験もなく不安でしたが、最終的には楽しさや達成感を感じ、再び参加したいという意欲につながりました。特に、CMFデザインでは、ペアになった参加者と案を出し合いながらテーマに合うカラーを考えるのが楽しく、充実して取り組むことができました。（植村珠羽さん）

これまで漠然と「いつか乗ってみたい」と思っていた二輪に対して、講座を通してその面白さを知ることができ、より一層強く興味を持つようになりました。今後の進路を模索する中で、モビリティデザインを選択肢の一つとして前向きに考えるきっかけになった、貴重な体験でした。（山内陽奈さん）

デザイン部⾨委員会第13回「⼆輪デザイン公開講座」のお知らせ｜公益社団法⼈⾃動⾞技術会

工学部総合デザイン学科