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SIT学生フォーミュラ部が学生フォーミュラ日本大会2026 ICVクラスに参戦


2026年8月2日~7日、愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「学生フォーミュラ日本大会2026」ICV(ガソリン自動車)クラスに本学SIT学生フォーミュラ部が参戦しました。主催は、公益社団法人自動車技術会。

同大会は、学生たちが自ら小型フォーミュラスタイルの車両を起点としたビジネスを構想し、設計・製作からサーキットでの走行までを一貫して行う、モノづくりの総合力を競う工学的技術の教育競技会です。ICVとEV (電気自動車)のクラス別に、構想、デザイン、コストや走行性能など、開発プロセスすべての総合力が審査されます。今年は、国内外からICVクラスに54チーム、EVクラスに23チームがエントリーし、熱戦が繰り広げられました。

本学同部は、湘南工科大学の「SITチャレンジ制度」を活用して参戦。「動的審査(走行審査)進出」を目標に掲げ、主将の小阪桂月さん(工学部 機械工学科4年)率いるチームは、プロのエンジニアからの助言を取り入れつつ、幾度ものトライ&エラーを重ねながら車両を造り上げました。

大会では、昨年同様、機械車検、チルト試験の2つはクリアしたものの、残る2つのハードルを越えることができず、悲願であった動的審査への出走には届きませんでした。タイムアップの瞬間まで動的審査へ進むことを諦めずに車両のチューニングに挑む学生の姿は、多くの関係者に伝わり、温かい声援や貴重なアドバイスが寄せられました。

今年の車両は、細部までこだわり抜かれ、前年からの劇的な技術的進化を周囲に強く印象付けました。また、他大学とのハイレベルな技術交流を通じて得た経験と知見は、同部にとって何ものにも代えがたい大きな財産となりました。

写真提供:公益社団法人 自動車技術会

■参戦した学生のコメント
私のSITフォーミュラプロジェクトでの活動は、チームの再構築から始まりました。
1・2年目はゼロからの環境づくりに注力し、3年目には悲願だった学生フォーミュラ大会への初出場を果たしました。4年目の今年は、積み上げてきた知識と経験を生かし、さらに一歩進んだマシンづくりに挑戦しました。
昨年度は「まず大会に持ち込めるマシンをつくる」ことで精一杯でしたが、今年度は新たな技術を数多く導入し、ポテンシャルを大幅に向上させることができました。残念ながら大会での動的審査出走には届きませんでしたが、マシンを動かし、壊しては直すというトライ&エラーを繰り返しながら、車両の完成度を高められるまでにチームは成長しました。
組織としても、この4年間で大きく変わりました。再構築の当初はわずか4人だったメンバーが、今では25人のチームへと拡大しました。
最初は少人数ゆえに、やりたくてもできないことが多くありましが、今ではやりたいことに挑戦できるだけの仲間がいます。大会直前には製作が思うように進まず、何日も徹夜で作業する日々も続きました。それでも、同じ目標に向かってメンバーがついてきてくれたことは本当に嬉しく、何より最高に楽しい経験でした!
1年生の頃、4人で始めたチームが、4年後には25人で一台のレーシングカーを本気でつくり、自らの手で実際に走らせるところまで来たことを振り返ると、『ここまで来たのか』と、とても感慨深く感じます。
ここまでチームを成長させることができたのは、活動にご理解・ご支援いただいた企業の皆様、大学関係者の皆様、顧問の先生方、チームメンバー、家族、そしてこれまで関わってくださったすべての方々のおかげです。本当にありがとうございました。
リーダーとして、自分の代で大会の動的審査を走るマシンを完成させられなかった悔しさは残ります。しかし、この4年間を通して、学生フォーミュラという活動がいかに大きな意味を持つかを身をもって実感しました。
学生フォーミュラは決して楽な活動ではありません。何日もかけてつくったものが壊れることもあります。それでも、仲間と悩み、考え、挑戦し、失敗を乗り越えていく中で得られる経験は、必ず将来につながる大きな財産になります。これからは後輩の育成にも力を入れ、この素晴らしいモノづくりの活動を次の世代へつないでいきたいと思っています。そして、一人でも多くの人に、学生フォーミュラに全力を注ぐ楽しさと、その先にある成長を経験してほしいと願っています。
4人から始まったチームが25人になったように、このチームがこれからも成長し、多くの学生にとって挑戦できる場所であり続けることを願っています。
(工学部 機械工学科4年 小阪 桂月)

設計・製作だけでなく、自分たちで実際にエンジンを始動させ、車両を走らせるところまで取り組めることが学生フォーミュラの大きな魅力だと感じています。
活動を通して多くの失敗や課題に直面しましたが、その一つひとつを乗り越えることで、大きく成長することができました。これからもチーム一丸となって挑戦を続けていきます。
(工学部 機械工学科4年 菅原滉)

学生フォーミュラに参加してからの2年間、学業やアルバイト、友人との時間以上に、この活動を最優先にして打ち込んできました。まさに生活の中心にマシンづくりがあると言えるほど、日々をこのプロジェクトに費やしてきました。
今年の大会では「動的審査への出場」を目標に掲げて準備を進めてきましたが、残念ながら果たすことはできませんでした。昨年の大会と比べて大きな進歩はあったものの、注いできた時間や努力を思うと、簡単に割り切れるものではなく悔しさは募るばかりです。
しかし、この経験を通して得た学びや課題は、来年に向けて必ず生かしていきます。次こそは動的審査への出場を果たし、さらにその先の「動的完走」を目指して、チームとしても個人としてもより一層成長していきます。
(工学部 機械工学科2年 山下 悠光)
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