2024年1月31日、2023年度後学期「社会貢献活動報告会」が本学糸山英太郎記念教育研究総合センターで開催され、発表者の学生および教職員、実習受け入れ先の担当者様が参加しました。

報告会では、活動の概要や目的、振り返り、活動成果などを発表し、質疑応答も活発に行われました。
「社会貢献活動」は、持続可能な社会の実現のために活動する学外のNPOや市民団体、施設などで50時間以上の社会貢献活動を行い、単位を取得できる、2001年度に開講した授業科目です。地域の課題について一緒に考えたり体を動かしたりすることを通し、学生が社会人としての実践的な技術を習得するとともに、人間的にも成長していくプログラムです。

中郡二宮町を流れる葛川の環境保全や生き物観察会、活動のSNS発信を行う「二宮町葛川クリーンアップ」や小学生対象の工作教室や青少年の体験学習のサポートを行う「辻堂のヤング☆スクエア」のほか、高齢者向けにスマホに関する質問やアドバイス、操作方法をレクチャーする「高齢者スマホPCサポート」など、さまざまな実習テーマから選択することができます。多くの団体が、この授業の趣旨に賛同し、実習先として学生の受け入れを行っています。

参加学生のコメント：
葛川をきれいにする会の皆さんは、オープンで、学生や初めて参加する人も快く受け入れていただきとても楽しく実習ができました。葛川の清掃を通して、環境について今まで以上に考えるようにもなりました。難しく考えず、まずは行動してみてください。（二宮町葛川クリーンアップ／工学部　人間環境学科2年 市村恵さん）

「社会貢献活動」を履修した感想としては、楽しかったというのが大きいです。もちろん、松稜祭での展示の準備など大変なことはありましたが、活動場所である茅ケ崎里山公園倶楽部の方との交流や、里山の生物との触れ合いを通して、学生生活を充実させ、将来役立つコミュニケーション能力なども伸ばすことができました。（茅ケ崎里山保全／工学部　電気電子工学科3年　長谷川隼弥さん）

それまで高齢者の方と接する機会もなかったので、スマホの使い方を教えている時に、昔の興味深いお話などをしていただき、とても楽しかったです。デジタル用語も、高齢者にはなじみのないものであったり、全く違う分野の質問が突然出てきたりもしますので、みんなでフォローして対応することができました。教える立場になり初めて気づくことも多く、コミュニケーション能力も身につけられたと思います。（高齢者スマホPCサポート／情報学部　情報学科1年　長岡想弥さん）