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工学部 人間環境学科工学部 人間環境学科

工学部人間環境学科

MATERIALS AND HUMAN ENVIRONMENTAL SCIENCES

炭素繊維を用いた矢の製作
先端技術は、さまざまな異分野技術が集積して生まれる。そのため、抵抗なく未知の異分野技術を取り込む能力が必要とされる

身体のしくみを知り、広く先端技術を学ぶ
ヒトに優しい製品を創造する製品企画技術者へ

工学が社会に貢献する領域は、機械工学や電気電子工学のような基盤系分野に加え、基礎科学の発展に伴い生物工学やスポーツ工学などの新分野にも拡大している。産業と連携した計測技術や分析技術を用いて製品が開発されている。人間環境学科は、物理・化学・生物、すべての領域の技術を修得しながら、製品のアイデアを想起し開発上の問題点を具現化する製品企画の手法を身につける。
ライフサイエンスの知識と技術を幅広く学び、安全・安心なヒトに優しい新しい製品を企画開発することができる製品企画技術者を目指す。

ルアー製作を通して、スポーツ用具に関する加工技術や材料工学を学ぶ
ヒトの培養細胞を用いて病気の治療に結び付く物質を探索する

X-Tech LaboratoryLaboratory

【 未来を創造する研究室がここにある 】

人間環境学科眞岩 研究室

眞岩 宏司 教授

現代社会に欠かせない
電気エネルギーを生み出す

使われていない振動や排熱などを使い勝手の良い電気エネルギーに変えて利用する、“エナジーハーベスト”といわれる環境発電や電気熱量効果という電気分極を使った冷却方法などを研究しています。太陽電池は環境のエネルギーを利用するのに最も有効だといわれていますが、必ずしも陽が当たる場所ばかりではありません。例えばトンネルの中で動かさなければいけない監視装置は、太陽エネルギーではまかなえません。しかし振動で発電するエナジーハーベストであればエネルギーを供給できます。監視装置が安定して役目を果たせば、建築構造物の安全が確保されたり、農林水産業などの収穫量が向上したり、気候変動のモニタリングによって災害が防止できたりします。また、最適な圧電材料が見つかれば、より効率的に装置を動かし続けることができます。現代社会に欠かせない電気エネルギーを安定供給することで、安心安全な社会が実現するのです。

Message

学び考えたことを実験して、思った通りの結果が出た時の喜びは本当に代えがたいものです。科学技術の力によって未来の人間の生活をより豊かに幸福にできると信じ、共に研究に励みましょう。

専門・研究分野

電子材料工学、応用物理学

研究テーマ

エナジーハーベストと電気熱量効果を用いた新規固体冷却素子の開発
焦電効果、圧電効果、熱電変換などを利用して環境のエネルギーから電気エネルギーを得るエナジーハーベストの研究を行なっています。また、強誘電体化合物の電気熱量効果を用いた新規固体冷却素子の開発にも取り組んでいます。

研究キーワード

エナジーハーベスト、電気熱量効果、
冷却素子

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を