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~笑顔でわかろうを目指す~【ワカル屋でございます!】


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<第53話> 理解力と読解力は違う???(その3)編 (2021.03.31掲載)

ワカル屋にようこそお越しくださいまして誠にありがとうございます。
いつもご贔屓(ひいき)に賜り御礼申し上げます。

前回、学校教育の現場における小生の“教え方のスタンス”を申し上げました。
今回は、塾・予備校における小生の“教え方のスタンス”を考えてみたいと思います。
この読者の方々のうち、お子さまのいらっしゃる方なら必見です!笑

まずは、前回の一部コピペから(笑)
学校現場で小生が心がけていることは以下の3原則。
(1)わからせるのではなく、わかっていただく
(2)お見本を見せる
(3)全部を教えようとはしない
でした。
これが塾・予備校では、心がけていることが以下の3原則になります。
(1)教えるのではなく、教えさせていただく
(2)お見本をお見せながら魅せる
(3)可能な限り全部教える

少々学校現場と異なることにお気づきかと思います。

小生の大学での講義の一つに「教育産業概論」があります。
そこでお伝えしているのは学校も塾・予備校も教育サービス産業であることは間違いないのですが、学校は普段の生活の中で不可欠な存在(衣食住の延長上のイメージ)に対して、塾・予備校は普段の生活の中で余暇に当たる存在(レジャーと同じようなイメージ)なのです。
つまり、絶対に生きていく上で必要かどうかでいえば、自由選択に値するわけです。
その中で、その塾・予備校に通ってくださる生徒さんがいるということが感謝に値するわけです。
その感謝の気持ちをプロの塾・予備校の教員は持っているわけですから、「教えさせていただく」になるのです。
従いまして、小生も言葉の使い方一つをとっても違います。
小生の大学や附属高校での授業・講義では乱暴にはならない、あっさりとした言葉遣いに対して、塾・予備校では敬語で生徒さんに話すようにしております。

さて、学校教育との違いの一つに“(2)お見本をお見せしながら魅せる”も大きな違いです。
“魅せる”がないと参加する生徒さんに別途お金をお支払いいただく必要がないことになります。
“あっ!なるほど!へえ〜”これを教える側も教わる側も体感できるかどうかなのです。
その具体的な方法論については、大学の「教育産業概論」の講義になってしまうので割愛させていただきますが…
的確に短時間で理解をしていただき、内容を読解していただくのが、塾・予備校の存在意義なのです。
まあ、それだけではないですが…苦笑

おそらく、理解とは、発信している事柄を理由を問わずに一時的に暗記したりワカルことであり、読解とは思考の擦り合わせなのだと思います。同時に塾・予備校における問題文の読解の誤解がその後の点数が取れないばかりか、学習すること自体が嫌いになってしまう恐れを生じさせます。
これは、点を取ることを1番の目標にする塾・予備校の存在を否定することにつながってしまいます。
それぐらい、塾・予備校というのは、教科を通してテストでの点の取り方、受験で戦うための術を教えるプロ集団なのです。

じゃあ、学校の先生は?
もちろん、教科を通して人生を教えているのです。簡単にいえば人生における喜怒哀楽を教科を通してです。
体育、芸術の科目も人生には不可欠です。社会に出てから特にそれを感じるはずです。
だから、学校の先生は聖職といわれているわけです。
小生も大学の学生さんに対しては24時間営業、年中無休の気分で教えています(笑)

同じ先生という肩書きでも役割が違うんですね〜
でもです…
今は亡き母親が小生が子供の頃、「お前は将来、医者か弁護士になりなさい。決して学校の先生だけにはならないで欲しい」と言っていました。
今これを書きながら、小生は実に大きな親不孝をしていることに気づいてしまいました(笑)…母上様ごめんなさい!…合掌!

本日もご来店、誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ち申し上げております。
店主敬白

<第52話> 理解力と読解力は違う???(その2)編 (2021.03.17掲載)

ワカル屋にようこそお越しくださいまして誠にありがとうございます。
いつもご贔屓(ひいき)に賜り御礼申し上げます。

小生のお仕事の中に、中学、高校、大学の先生方への教員研修というものがございます。
何を隠そう、湘南工科大学にお世話になったきっかけもそこからなのです。
今から、20年ほど前、湘南工科大学の先生方への教員研修をさせていただいたのがご縁で教壇に立つことになりました。
追っていつかその話も…笑

今回は小生の学校における“教え方のスタンス”を考えてみることにします。
うちの大学のほか、附属高校でもお手伝いをしている小生。
最近、教育の現場で特に心がけていることは以下の3原則。
(1)わからせるのではなく、わかっていただく
(2)お見本を見せる
(3)全部を教えようとはしない

授業をする→正しく伝える→正しく理解する→生徒自身で考えることができる

このプロセスは、企業でもいえることでして
研修をする→正しく伝える→正しく理解する→社員自身で次の取り組みを考えることができる

まあ、こんな感じなのです。
生徒さん、学生さんには難しいお話なのですが、社会に出ると新しい業務内容を丁寧に教えてくださる上司と感覚的に教えてくださる上司の大抵どちらかに出逢います。
いわゆる働く立場からいえば、当たり外れの上司です…笑
また、その業務内容についても多くはマニュアルといわれている取扱説明書があるわけですが、事例を元に丁寧に書いてあるものと、規則・法規に基づく物しか書いていない不親切なもの…苦笑…などなど。

そもそも論なのですが、新しい事柄や内容について生徒さんや学生さんは知らないはずです。
従って、教える側が教わる側へ配慮もせずに教えることは結果的に効果を発揮できなくなることが多くなるわけです。
多くの成功者を生んでいる全国的に有名な名物教員といわれている先生方の特徴は“躾(しつけ)”が厳しいことなのですが、その躾も無理の無い躾、普通の生活に必要な最低限なものばかりです。
例えば、“挨拶をする”“提出物は期限内に提出する”“わからないことはわからないままにしない”などです。
昨今の状況ですと、これらが難しい課題になるのも理解はできますが…
ちょっと愚痴っぽく書いてしまいましたが(笑)

きちんと学習も仕事もわかりやすく教え、そしてお見本を見せながら伝えていかない限り理解力もその先の読解力も育たない気がいたします。

以前、教員研修で、小生の紹介をする際に
“湯浅先生から良い教え方をどんどん盗んでください!”と笑いながら紹介されたことがあります。
もちろん、ワカル屋の店主として
“教え方は盗むのではなく、「まねぶ」ことです”と笑いながら返しましたが(笑)
そう、学ぶは、真似をすることが語源なのですから。

今回は小生の学校における“教え方のスタンス”を考えてみた次第です。
これは塾・予備校での教え方とは少々異なりますことを添えさせていただきます。

本日もご来店、誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ち申し上げております。
店主敬白

<第51話> 3月3日だから3の日!編 (2021.03.03掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へおいでなさいました。
いつもご贔屓(ひいき)にありがとうございます。
店主の“ゆあさひろかず”でございます。

さて、今日は3月3日。
何の日でしょうか?って、そりゃあ、いうまでもなく“お雛祭り”でございます。
もともとは、邪気や厄を払うための行事で、人形に自分の邪気をうつして川に流すという“流し雛”が最初のようです。
この“流し雛”がだんだんと立派になるにつれ、川に流すのではなく家に飾ることになったようです。
そして、貴族の中で流行っていたおままごと遊びのような“ひいな遊び”とが合わさってひな祭りになったとの説もございます。
ともあれ、お子さまの健やかな成長を願うお祭りであることは今も昔も変わりませんね。

さて、3月3日はほかに何の日なのでしょうか?
“耳の日”…み(3)み(3)の日でもあります。
伝記「ヘレン・ケラー」にも登場するサリバン先生がヘレン・ケラーに勉強を指導した最初の日が3月3日でもあるそうです。
さらに…電話の発明者グラハム・ベルのお誕生日でもあるそうでございます。
3月3日はいろんな日があるんですね〜

そういえば、日本の文化でしょうか、3が付くことを好むようでございます。
“3大〇〇”ってやつです。

今回は久々のクイズ!
題して、3大〇〇クイズ!!!…では早速お試しあれ〜
第1問…日本三景はどこ?
第2問…日本三大名瀑(滝です)はどこ?
第3問…日本三名城はどこ?
第4問…日本三名園(お庭です)はどこ?
第5問…日本三大祭りは何祭り?
第6問…日本三大鍾乳洞はどこ?
第7問…日本三大花火はどこ?
第8問…日本三大秘境はどこ?
第9問…日本三大酒処はどこ?
第10問…日本三大がっかり名所はどこ?
では一般的な正解です。(諸説あるので悪しからず…苦笑)

<第1問…日本三景はどこ?>
→松島(宮城県)、天橋立(京都府)、宮島(広島県)
江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者・林春斎が“日本国事跡考”において、卓越した3つの景観とした場所だそうで古くから詩歌や、絵画で表現されているようです。
<第2問…日本三大名瀑(滝です)はどこ?>
→那智の滝(和歌山県)、華厳の滝(栃木県)、袋田の滝(茨城県)
滝壺までの落差や豊富な水量など、迫力満点の場所のようです。諸説あるらしいですが…
<第3問…日本三名城はどこ?>
→姫路城(兵庫県)、松本城(長野県)、熊本城(熊本県)
これも諸説あるようです。
<第4問…日本三名園(お庭です)はどこ?>
→兼六園(石川県)、偕楽園(茨城県)、後楽園(岡山県)
優れた景観を誇る3つの日本庭園が有名です。
<第5問…日本三大祭りは何祭り?>
→祇園祭(京都府)、天神祭(大阪府)、神田祭(東京都)
これも諸説あるようです。実は、3大祭りはほかにも種類別の3大祭がありまして…笑
ご興味のある方は“3大祭り”で検索していただくと楽しいですよ〜
<第6問…日本三大鍾乳洞はどこ?>
→秋芳洞(山口県)、龍泉洞(岩手県)、龍河洞(高知県)
いずれも、国の特別天然記念物、日本の地質百選に選ばれているそうです。
<第7問…日本三大花火はどこ?>
→大曲の花火(秋田県)、土浦全国花火競技大会(茨城県)、長岡まつり大花火大会(新潟県)
大きな花火が見られそうですね〜
<第8問…日本三代秘境はどこ?>
→白川郷(岐阜県)、祖谷(いや)(徳島県)、椎葉村(宮崎県)
独自の文化が残っている。なかなか行きにくい場所(交通アクセス)ではないかと…
<第9問…日本三大酒処はどこ?>
→灘(兵庫県)、伏見(京都府)、西条(さいじょう)(広島県)
古くから酒づくりが盛んに行われてきた場所ですね。
<第10問…日本三大がっかり名所はどこ?>
→札幌時計台(北海道)、はりまや橋(高知県)、オランダ坂(長崎県)
わからないわけではありませんが…小生は実際にすべて行ったことがあります!笑
がっかりはしませんでしたよ〜だって、有名ですし、見つけた時の感動がありますね〜
確かに、“えっ?これだけ?”と一瞬思ってしまうところも無きにしもあらずでございましたが(笑)
ちなみに、これも諸説あって、ほかには沖縄の守礼門、名古屋のテレビ塔、京都タワー、大阪の仁徳天皇陵が挙げられることもあるそうです。

でも…実際に有名な場所に行くとそれはそれで楽しいですよね?
ぜひ、コロナ禍が収まりましたら、ぜひご確認の旅にお出かけください。

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第50話> 表現重視の時代編 (2021.02.17掲載)

ようこそワカル屋へ。
店主の湯浅弘一です。
いつもご贔屓(ひいき)を賜り誠にありがとうございます。
今回で第50話を迎えました。
これもご購読いただける皆さまあってのことでございます。
深く御礼を申し上げる次第でございます。
この先も末長くよろしくお願い申し上げます。

さて、よく耳にする言葉に
“教え方を盗め!”“味を盗め!”…なかなか物騒な言葉でございます。
なぜ、“盗む”を使うのでしょうか?
隠し味の企業秘密ならば、分からないわけでもありませんが、教え方の企業秘密など学問の一般性を考えますと存在しないと思うわけでございます。
だって、秘伝のタレはあっても秘伝の解法なんてありゃしませんし…笑

“教え方を盗め!”この言葉はきっと、ネットのなかった時代の話だと思うわけでございます。
なぜなら、今や、何でもかんでも公開されているじゃないですか。
“秘伝”…公開された瞬間に秘伝ではありませんしね?
本来、秘伝ならば公開できないはずです(笑)

それはさておき、ネット上を見てみますと多種多様な先生が個性豊かにいろいろなことを教えていらっしゃいます。
小生もほかの先生方の教え方をあまり見ることはありませんが、せっかくの機会でありますから、ワカル屋店主として見させていただきました…
面白いですね〜。ほかの先生方の御授業。
目を見張るものばかり。惹きつけられます。中にはひきつけを起こす内容のものもありましたが(苦笑)
学問の分野、科目などにかかわらず見させていただきましたが、若干目立ちたがりの様相で授業をされている先生を散見いたしました(笑)。
ネット上での授業の良し悪しの一つのスケールとして、その授業において先生が画面にどのくらい写っているかが一つのスケールだと思うのです。
教えたいことは、板書なのか?先生自身なのか?笑
普通に考えれば板書なり、スライドやテロップに書いてあることが受講者である視聴者に教えたいところだと考えます。
ですから、先生ばかりが目立つ授業はあまり好ましい授業とはいえないわけです。
しかし、話し手である先生が全く映らないのも受講する視聴者から見ますと飽きてしまうのも事実。
1回の画面にどの程度、先生が映るかのあんばいが、なかなか難しいものですね。
極論ではございますが、教え方というより、内容の伝え方が現代における授業の上手下手にかかわって参ります。
さらに言えば、今の御若い学生さんからの良い授業評価をいただくためには、伝え方つまり表現力とその工夫が不可欠ということになります。
つまり表現力が物をいう時代です。
ひと昔前ならば、早く解けることが良い評価とされていた時代があります。
もちろん計算やリスニングやスピーキングなどは今でも早い方が良いと思われます。
なぜなら、これらは“読み、書き、そろばん”といわれる情報活用能力。
それとは別で、どのように内容を一目でわかりやすく伝えるか?
自分だけがわかるのではなく、相手にわかっていただく表現力が良い教え方につながると思います。

さて…ここで字を連ねている小生。
実は、いかに短文で伝えようかと考えているのも事実なんですが、ついついたくさん書いてしまいます(涙)
現代では長い文章は“ウザっ!”と言われてしまいそうですし…小生も表現方法を考えねば!
そうだ!いっそ、全部、写真にして伝えようかなあ???
理解していただくのにちょっとしたパズルになってしまいますが…何か考えたいですね。

これに懲りずに(笑)皆さまのまたのお越しをお待ち申し上げております。
本日もご来店誠にありがとうございました。
店主敬白

<第49話> 理解力と読解力は違う???(その1)編 (2021.02.03掲載)

ワカル屋にようこそお越しくださいまして誠にありがとうございます。
いつもご贔屓(ひいき)に賜り御礼申し上げます。

この数週間前に“共通テスト”が行われました。多くの皆さまには“センター試験”の方が耳に慣れているかと思われます。
正確には“大学入学共通テスト”(結構ベタな名前です笑)です。

本学も試験会場になっていました。
この共通テストが終わりますと大学教員以外のもう一つのお仕事、大学受験予備校講師というお仕事が忙しくなります。
今回も共通テストが終わるや否や、全国の高校の多くの先生方から“今回の共通テストはどうでしょうか?”とご質問をいただきます。
まあ、そのお仕事はさておき…
本業は、ワカル屋でございます!
ニュースによりますと試験当日、会場によっては開始時間の遅れがあったり、マスク着用拒否があったりと歴史に残る(?)記念すべき第1回目の共通テストでありました。

ここで、関係者でなければ不必要な情報なのかもですが、一応…
今年度、高校の教育課程は変わっていません。
今回、テストの出題スタイルだけが変わったのです。
もう少し細かく書かせていただきますと…
共通テスト「数学」の試験を例にいたしますと、問題文が式を含めて長くなったイメージです。
国語風数学って感じでございます。
あくまで“〜風”なんですけどね…
そこで本タイトルの理解力と読解力の登場になるわけでございます。

センター試験を受験した経験のある方であれば、なんとなくご理解いただけると思うのですが、センター試験の問題文は割と文章化された出題でした。
共通テストはその問題文がもっともっと長いのです。
“もっと、もっと”と2回連呼したくなるくらい問題文が長いのはなぜ???
数学の場合、今回は問題解決をするための一つの考え方が問題文に提案されていました。
この提案に基づいて解きますと、実に便利に問題解決ができるという優れものの出題。(個人的感想を含みます笑)
しかし、その提案を無視して、自分独自の(自分固有の)問題解決を試みようとすると少々時間を要するという出題なのです。
とてもよく工夫された出題だと小生は個人的には感じております。
中でも1年以上前から予告されていた試行調査(“プレテスト”があったんです!)と同じように、まるで取扱説明書のような出題。
知らない分野に関して言葉を定義して(説明して)問題解決をさせるものです。
読めば解けるので、大きな問題はないのですが、受験生の中にはその取扱説明書が読めない可能性があるわけです。
取扱説明書が読めないということは、大学での講義を聞いても理解ができない可能性があるわけです。
そういう意味で一定の大学入学への指標にはなります。
これには一時的理解を伴います。“理由を考える前に定義された言葉を使ってみよう!”的な感じです。
以下は「数学Ⅰ・A」の試験問題の一部ですが…面白かった出題でした!

挿絵付き!イメージがこれでわく???かもしれませんが(笑)
飽きさせない配慮までしている出題はすごいですね〜
小生、この問題を見て初めて陸上競技にストライド、ピッチという言葉があることを知りました…涙

このように、一般があまり触れたことのない用語を出すこと、すなわち取扱説明書的問題が出題されるようになったのが、センター試験との大きな違いと思われます。
あっ!ここで、共通テスト「数学」の解説をするつもりは毛頭ありませんので悪しからず(笑)

知らない言葉をいきなり出されても一時的に理解する能力が必要な昨今、PC用語もその一つです。
それでも一時的に耳にし、なんとなく使っている方も多いかと思います。
つまり、一時的に理解することが必要な新しい時代を迎えたということであります。
まずは理解、それを使いながら(用いながら)そこからさらに深く理解。
直感だけに頼りがちな環境の中で、当たり前かもしれませんが、使いながらきちんと理解するというのが大事な手順なのかもしれません。
理由もわからず何でもかんでも使う方を多く見ますからね(笑)
いろいろな事柄や物事はわかって使いたいですね。

今回もここまでお読みいただき、深く感謝いたします。
いつになく難しい表現もございましたことをおわび申し上げます。

またのご来店を心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第48話> 解釈の温度差編 (2021.01.20掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。
いつもご贔屓(ひいき)にありがとうございます。

さて、残念なことにまた、神奈川県に緊急事態宣言が再発出されました。
みんな、マスクと手指消毒で頑張ってきたのに…。

きっと、この新型コロナウイルスと共存していくには、まだ、私たちの努力の仕方が甘いのかもしれない???

そんなコロナ禍で気になる解釈の温度差を感じる毎日でございます。
例えば、うちの大学の手指消毒を例に取りますと…
湘南工科大学の各校舎(各建物)の入り口には、手指消毒用のアルコールが置いてあります。
その消毒の仕方を見ていますと、学生さんも先生方もさまざま。
大抵の場合、アルコールの容器がプッシュ型なので、そのプッシュの回数から違いがあります。
・両手に対して1プッシュ
・片手に対して1プッシュ、つまり合計2プッシュ
・片手に対して2プッシュ、つまり合計4プッシュ…これ結構、手がビチャビチャ???笑
どの方法が正しいのかはわかりませんが、中には、手指消毒を省略されている方も散見いたします。

そして緊急事態宣言再発出以前の…
とあるホテルのビュッフェでの様子からです。
マスク着用、ビニール手袋でお料理を取るのが普通なのですが…
素手でお料理をお取りになる方や、マスク着用せずにお料理をお取りになる方を散見。
ホテルの方は常にお客さまを注視していますから、すぐにその方にご注意をされていました。
とても大事なほかのお客さまへの気遣いです。
次に、東海道線の普通グリーン車での様子が一番、好ましくありません。
電車内で電話が掛かかってきます。
おそらく、営業の方なのでしょうか、マスクを外して電話に出てご挨拶。
短時間どころか、結構な時間、お話をする始末。
営業ですから、それはそれでよくわかるのですが、せめてマスクだけでもしてくださると良いのですが…
ホテルと違って、それを車内アテンダントの方が注意することはありません。
ほかの乗客も、何も言えませんから、なんとも複雑な気分???

これらはすべて、個人の解釈の温度差に原因があるわけでございます。
例えば、アルコールによる手指消毒は、詳しくその仕方が書いていない、もしくはその説明に気付かないことが多いわけです。
ここに固定概念の温度差があります。
そして、ビュッフェのマスク着用は、食事のときくらいはよいだろう…という自由な解釈の温度差です。
さらに、電車内でのマスクを外しての電話は、電話先のクライアントによく聞こえるようにしないと…大事なお客様に失礼!
(仕事ってそうなんです!年中無休の小生も営業さんと同じ立場みたいなものですから、その方の気持ちはよくわかりますよ!)
しかしながら、周りへの配慮が欠如しています。
営業は配慮、気遣いあってこそ営業だとは思うんですよね〜
それよりも、そもそも車内での通話は控えるのが車内マナーなんですが…笑

このようにすべて周りへの配慮と気遣いの温度差が原因でいろんな不具合が生じている気がいたします。
そろそろ本気で周りへの配慮と気遣いをしていかないと感染拡大を防ぐのは難しいかもです。
今回は少し厳しいお話でしたが、ここはみんなで頑張って感染拡大を広げないようにしたいですね。

朝の来ない夜はない!

必ず、いつもの毎日が来ます。それまで、頑張りましょう!
本日もご来店誠に有難うございました。
またのご来店を心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第47話> お正月編 (2021.01.06掲載)

新年あけましておめでとうございます。
店主の湯浅弘一でございます。
今年も昨年同様、このワカル屋をかわいがってくださいますよう、心からお願い申し上げます。

さて、お正月の歌といえば…

♪ もう~い~くつね~る~と~お正月~
お正月には 凧あげて~
こ~まをまわして遊びましょう~
は~や~く~こいこいお正月~ ♪

このフレーズでございます!

さて、この曲名は?
“お正月”
まさにそのまんまでございます(笑)
では、この曲の作詞、作曲をされた方をご存知ですか?
作曲は滝廉太郎という方でございます。
小学校の音楽の時間に一度は聞いたことがあるお名前だと思います。
作詞は…東くめ
誰?…
この東くめ、日本で初めて口語体による童謡を作詞された方なのだそうでございます。
当時の日本としてはすごいことなのです。
なぜなら、昔の童謡は外国の曲に文語体(昔の言葉)の歌詞をつけているのだとか。
それを子どもたちが歌うのは親しみにくいのでは?
そう考えた東くめは、
子どもの話し言葉で、子どもにもわかりやすく、子どもが喜ぶ歌
を作ることを試みたそうでありますから当時としてはかなり斬新であったと思われます。
東くめは、大学時代の後輩、滝廉太郎とともに、明治34年「幼稚園唱歌」を出版いたします。
日本で初めての口語の歌詞による唱歌集です。
“お正月”、“雪やこんこん”…よく知られていますね~
ちなみに、“桃太郎”の作詞は滝廉太郎のようです。
マルチな滝廉太郎でございますね。

ここで大事なことは…
“子どもの話し言葉で、子どもにもわかりやすく、子どもが喜ぶ歌”
歌詞の内容をわからないまま歌うのではなく、
歌いながら情景が頭に浮かぶようなわかりやすい歌詞。
ワカルことは子どもにとってかなり大事なことでございます。

さて、最後に…“お正月”の歌詞、1番をご存知な方は多いですが、2番をご存知ですか?

♪ もう~い~くつね~る~と~お正月~
お正月には まりついて~
おいばねついて~遊びましょう~
は~や~く~こいこいお正月~ ♪

おいばね?
これは、昔のお正月の遊び…羽子板です!“追い羽根”と書きます。

2人で羽子板を使って羽を落とさないように交互に突いていく(当てていく)遊びです。
お若い方には縁遠いかもしれませんね。
和風バドミントン的な感じとイメージしてください(笑)

ともあれ、たこ揚げ、羽根つきをしているお子さんを見ることが少なくなった現代。
昔は昔、今は今。
2021 年が新時代、ニューノーマルの幕開けでございます。
新しいことを行うにはそれなりの周りへの覚悟と勇気が必要でございます。
現状を変えるような新しい行いに対して、常に否定的な発言を常にされる方を散見いたしますが(笑)

何事も一人ひとりが今の環境を変えない限り、新時代、ニューノーマルを迎えることはできないのも事実です。

そういう意味でも新しい“ワカル”を求めていく1年にしたいと思っておりますので、
今年もご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
店主敬白

<第46話> 赤ちゃんパンダ、見るだけでかわいすぎる!!!編 (2020.12.23掲載)

Happy Xmas!

毎度ご来店いただき誠にありがとうございます。
ワカル屋の店主、湯浅弘一でございます。

すっかり寒くなってまいりました。
話題も寒いものが多いので、今回は温かい話題をご提供!

先月11月22日に
和歌山県のアドベンチャーワールドで赤ちゃんパンダが誕生いたしました!
もちろん報道されていましたが、昨今の状況による都合もあり、この話題はあまり知られていないようです。

赤ちゃんパンダの誕生頭数が日本一であるアドベンチャーワールド。小生としてはすぐにでも見に行きたいところですが、外出を自粛して、アドベンチャーワールドのHPから毎日見させていただいております。こちらのHPのYouTubeでは、毎日、赤ちゃんパンダの成長が配信されています。

何がすごいのか?
  1. パンダは生まれた時から成長が早い
  2. とても元気な鳴き声である
  3. お母さんパンダに比べて驚くほど小さな赤ちゃんパンダの育児をするお母さんパンダの器用さ
  4. 何より、アドベンチャーワールドの獣医さんを含めてスタッフさんの機敏さと温かさがすごい!

そんなところをご覧いただくと気持ちがとってもhappyになります。
特に、赤ちゃんパンダをお母さんパンダのところに移動させた瞬間に、赤ちゃんパンダがお母さんを呼ぶ感じで鳴きます。
これがまた愛くるしい!!!何度も見てしまう小生です。笑
(これを書きながら幾分興奮していますことをお詫び申し上げます笑)

それにしても、上の(4)に注目です。
パンダのことをよくわかっていらっしゃる獣医さんとスタッフさん。
だからこそできる、母子分離作業。
平たくいえば、パンダは基本的に熊ですから、人間と戦ったら人間が負けます。
しかし、ここは信頼関係。
お母さんパンダから赤ちゃんパンダを引き取る時に大きなトラブルもなく、赤ちゃんパンダを保育器に移動できる瞬間は見もの。
素人の小生から見ても、これはとてもすごいと思うのです。
詳しくは動画で分かりますが、“さすが!”という感じになります。
赤ちゃんパンダ、お母さんパンダの動き一つでパンダの気持ちがわかるという、ある意味分析のプロ!ワカル屋の小生も脱帽です。

パンダに限らず、人であっても相手をわかるということは、相手に対してある種の感情はあるにせよ、冷静に相手の気持ちを瞬時に分析すること。
これは、ワカルことの極意の一つだなあ〜と学ばせていただいた次第です。

今回はこのワカル屋からのクリスマスプレゼントとして赤ちゃんパンダの紹介ページを記させてください。
アドベンチャーワールドのHPです。ハマること間違いなしです(笑)
https://www.aws-s.com

今年も残すところ少しとなりました。
いろんな複雑な思いがあったかと思われます。
赤ちゃんパンダとお母さんパンダをご覧いただき、温かい気持ちでこの年末をお迎えください。

今年も大変お世話になりましたことを深く御礼申し上げます。
また、新年もいろんな“ワカル”をご紹介できればと思っております。

いつもご贔屓(ひいき)を賜り誠にありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
店主敬白

<第45話> ニューノーマル〜その2〜編 (2020.12.09掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ、毎度ご贔屓(ひいき)にしていただき誠にありがとうございます。

毎年恒例、イラストも“ゆあサンタ”のシーズンがやって参りました!
今年は、気分だけでもクリスマスを味わってください。
おうちクリスマスには、この“ゆあサンタ”をプリントアウトしていただき、クリスマスツリーに飾っていただくときっと幸せになれますよ!笑

では、前回の続きでございます。ニューノーマルについて…
以前、このワカル屋で学生さんの学力の落ちこぼれは落ちこぼれではなく、置いてきぼりであると書いたことがあります。

これはニューノーマルでも起こり得ることでございます。

オンラインでの授業をさせていただいて気づいたのは、
こちらから学生さんが見えないのではなく、見えているけど、PCの操作に集中するあまり、ほかのことが考えられなくなる事態が発生するということです(笑)
まあ、PC操作のプロなら余裕でしょうけれど…
音声が届いているか?画面共有はうまくいっているか?などなど
さらには、受講している学生さんも突然、配信が切れないか?Wi-Fiは大丈夫か?

さらに、学習面については、受講する学生さんは映像という魔法によって、わかったつもりになるわけでして…笑
それはそれで良いことなのですが、本当に理解ができたかどうかの判断は学生さん自身に委ねられている状況です。
そしてテストの形式も変わってきました。
いつの間にか、ペーパーテストがペーパーレスに変わりつつあります。
幸いに、湘南工科大学の学生さんの多くは、Web上に文字を打つのが速く、上手なので小生もテストの採点には助かっていますが、この解答法も音声認識に変わっていくかもと、最近は思っております。
このように話題と課題は尽きないのでございます。
小生など、人生を長く生きていますと、小学生の時に習った“書き方”の時間。
そして、書き方えんぴつ…
今や、そんな科目やお道具も消えているのかもしれませんね。寂しいなあ…
さて、話は変わって、マスクをして生活するのが普通になった今、1年前を思い出しますと、全く違う生活。
そろそろあの頃が懐かしいなあ…もなく、ひたすら、新しい生活。
いわゆるニューノーマル更新中の毎日です。

マスクをしながらご飯を食べるのは、現状、とても難しいですが、これも1年くらいすると当たり前になるのでしょう。
いわゆるマスク会食です。
この習慣に早く慣れなければと思いながらも食事用のマスク開発を密かに期待しております。

とにかく、毎日がどんどん変わりつつあり、何が定番かもわかりませんが一つ確実に言えること。

それは、学習でも生活でも納得のいく形を、皆さん望んでいます。
納得がいかない部分が多々あるから開発が進むわけです。
これをマイナスに捉えるのではなく、プラスに向かっていくための過程であると考えたいものでございます。

どうしよう?どうしよう?と迷う前に、まずは行動することがニューノーマルには不可欠だということなのです。

ワカル屋は今日もさらにニューノーマルワカル屋へ???笑

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第44話> ニューノーマル〜その1〜編 (2020.11.25掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ、毎度ご贔屓(ひいき)にしていただき誠にありがとうございます。

最近、オンラインで授業を受けている学生さんの姿をよく見ることがあります。
大学に来て、大学のPCでオンライン授業を受けることができるんです!

手前みそですが(笑)
うちの大学(湘南工科大学)ではPCの設備がかなり充実していますので、
“お家でオンライン”もあれば、“学内PCでオンライン”も可能なのです。
学生の皆さんは、PCの前でヘッドホンやイヤホンを使って音声を聴きながら、場合によってはチャットなどで応答、さらにマイク機能も使って、その場で発言している姿も見られます。
真剣に答えているシーンもあり、笑い声もありでニューノーマルな授業が行われている感じが伝わってきます。
もちろん、学内でのPCルームのソーシャルディスタンシングも完璧です。
その学生さん達が使う同じPCルームの片隅で、小生も学生さんからの毎週の課題の採点をしています。
なぜなら、そのPCルームの画面が4K画面で43型と大きいので採点がしやすく、さらに評価表も同時に同じ画面上で扱え一目瞭然だからです。
その同じPCルームの背後では、学生が小生の講義動画を見ていたりすることもあり、思わずお声かけすることも…
“わかる?”って聞くだけですが…笑
学生さんも不思議でしょうね。
そばに、画面で講義をしている人がいるのですから…

それにしても、ニューノーマル…良い響きでございます。
固定概念も時間とともに変化していくのが目に見えてわかります。
“これしかできない”が“これもできる”
“今までわからなかった”が“すぐにわかる”
“質問しなかった”が“質問しやすくなった”

これこそがオンラインの良さでもあるのでしょうね。
実は、最初の頃、オンラインで授業をすることに抵抗がありました小生。
塾や予備校ではオンラインは普通になってきていますが、大学の現場で果たして学生さん達に受け入れらるのか?質問対応はどうなるのか?など…
結果として、テストの成績を見る限りは、良い感じでしたし、昨年度より学生さんからの授業の質問も増えました。
その理由の一つにテストの点数だけで評価を決めることがなくなり、平常の課題の提出、いわゆる平常点が成績の半分を占めることになったからです。

そして、これに慣れる…ニューノーマルなのでしょうね。

小生の講義では、課題提出結果がWeb上に残るのが今までとは大きく違う点です。
今までは課題提出をしても返却するのに時間がかかったり、成績に反映するのにも手間がかかりました。
しかしながら、現在は記録が残り、それがすぐに学生さん達にメールなどでお伝えできる。
これで成績の公平さも担保できるのですから、結果的には、素晴らしいことです。
あえてマイナスを探すと…
直接、顔の表情を見ることができ来ないくらい???
えっ?私の顔なんて見たくない?笑
違いますよ!小生が、皆さんのお顔を拝見したいんですよ。
なぜなら?表情で授業の理解度を見たいんですから(笑)

これって、大画面になると良いんですかねえ(笑)
でも大写しになると、小生の場合、顔のシミとか…
アッ、そこ見てないですね!

ともあれ、ニューノーマルを理解するうちに、ニューノーマルが当たり前になってきたのは事実でございます。

ワカル屋もニューノーマルワカル屋を作らないと(笑)

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第43話> ケチャップ編 (2020.11.11掲載)

いらっしゃいませ。
ワカル屋へようこそ。店主の湯浅弘一です。

さて…前回、マヨラーである小生の暴露話(そんな大袈裟ではないですが笑)でありましたが、実は、ケチャップ好きでもあります。
小生のケチャップとの出会いは…
アメリカンドッグ。
子供のころ、母とスーパーの地下の食料品売り場に行った時のこと。
母が機嫌の良いときには、揚げたてのアメリカンドッグを買ってくれました。
そのアメリカンドッグに付けたのがケチャップ。
赤いボトルから自由にケチャップをかけることができたのが懐かしい…
なぜって?最近はアメリカンドッグを購入すると1本に付き、1パックの小さなケチャップとマスタードが渡されるからです。
まあ、それはさておき…
こうして、ケチャップといえばアメリカンドッグで育った小生、小学校高学年になって、オムライスの存在を知ります。
おそらく、子供のころ、うちには、ケチャップを使う料理が少なかったのかもしれません。

さらに申し上げますと、学校給食にご飯というものが出てきたのも小学校高学年からでした。
給食といえば、瓶の牛乳に食パン2枚と少ないおかず(笑)がお決まりでした。
また、話がそれてしまいましたが…
オムライスの外側はオムレツですからケチャップ。
さらにオムライスの中身はチキンライスではありませんか!
ケチャップがここまで料理を美味しく演出してしまう…これはある意味反則技です。
そういう意味ではマヨネーズとケチャップがあれば幸せな日々を送れる気がして参ります。
あっ、あとはしょうゆとソースがあれば完璧!笑
どこまで調味料好きなのかわからない小生…

さて本題…
ケチャップの歴史は複雑でして、お野菜に香辛料などを加えて煮詰めて作るソースがケチャップなんだそうです。
ですからトマトからできているケチャップは“トマトケチャップ”と言うんですね。
ケチャップはアメリカで生まれたようですから、イギリスではケチャップのことをトマトソースと呼ぶのだそうです。
では日本にケチャップが入ってきたのは?明治時代。
そして、国産トマトケチャップを生み出したのは、なんと、清水屋のトマトケチャップなのだそうです。
明治の半ばに横浜で西洋野菜の栽培農家を営む、清水與助(よすけ)さんという方が販売を始めます。
国産自家製です。
栽培したふぞろいのトマトを加工販売したいという気持ちから、自らケチャップを勉強して製造販売に至ったそうです。
一度この清水屋のトマトケチャップは消えますが、2007年、忠実に再現され復刻版が発売され現在も購入することができます。
小生も購入して、食してみました。とてもコクがあって美味しいので、一度お試しくださいませ。
ふぞろいのトマトを加工する。
エコはこの時代から行われていたわけですが、何より良いものが復刻されるというのは、もう一度あの味を伝えたいという心意気を感じますね〜。
それにしても国産トマトケチャップの発祥が横浜とは驚きです!

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第42話> マヨネーズ編 (2020.10.28掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へお越しいただきありがとうございます。
ワカル屋の店主、湯浅弘一でございます。

少し寒くなって参りましたので、ソーセージをゆでて食べることにいたしました小生、食べる段になり、さて、何を付けて食べようかと…
オーソドックスにケチャップと思ったのですが、なぜか、冷蔵庫からマヨネーズを無意識に取っていたわけでございます。
色も違いますから間違えたという言い訳は通用しません(笑)
言い訳としては…
マヨネーズが小生を呼んでいた…苦笑
何を隠そう、小生、マヨラーなんです!
マヨネーズが子供の頃から大好きでして…好き過ぎて、ご飯にマヨネーズをかけて食べた時代もありました…マヨネーズお嫌いな方、ご気分を悪くされた方、申し訳ございません…
マヨネーズは大好きな方とあまり好まない方に二極化されているような気がいたします。
少なくとも小生の周りではマヨネーズを好まない方が多くて…涙

閑話休題、このマヨネーズの歴史が実はすごいんです!

18世期半ば、フランス軍が当時はまだイギリス領だったスペインのメノルカ島を攻めた頃のお話でございます。
その指揮をとっていたリシュリュー公爵がその島の港町マオンでお食事の店に入った際に出会ったソースに感動したそうで、その味をパリに紹介したのが最初のマヨネーズらしいという説があります。
“マオンネーズ(マオンのソース)”から“マヨネーズ”…、これが最も有力な起源だとか。
マオンネーズ…なんか、なまっているようにも聞こえるのは小生だけでしょうか?笑

では日本にはいつ???
リシュリュー公爵がパリでマヨネーズを紹介してから約160年後でございます。
当時、アメリカで缶詰の勉強をしていたキューピー株式会社の創始者中島董一郎(なかしまとういちろう)さんが、アメリカで食べたのがきっかけだそうです。そのアメリカのマヨネーズの約2倍の卵黄の量で日本では発売されます。
はじめは、ポマード(昔からの整髪料です笑)と間違えられるくらいになじみのない日本人にここまでなじむまでにはかなりの時間がかかったようです。
元々、当時の日本人は生野菜を食べる習慣がなかったわけですから…。
ではなぜ、卵黄が約2倍なのか?と追記いたしますと、当時の日本人の体格向上を願ってとのことだそうです。
ある意味偉業だと思います。なぜ、約2倍の卵黄なのか?
売れるため…そうではなく、日本人の体格向上。
ここまで考えていた中島董一郎さんの信念に感服でございます。
缶詰のカニや生野菜にマヨネーズを付けて試食していただいたりと…
マヨネーズをわかってもらう努力を続けてこられたことで、今があるわけですね。

初めての開発で成功をするということは、なかなかあり得ないことでございます。
しかし、貫く信念が重要なのだと思います。
低姿勢で小さな成功体験の集まりを作っていくこと、これが大きな成功につながるわけです。
開発の成功者は往々にして、その後も開発を続けていくことが多いですが、みなさま、低姿勢の方が多い気がいたします。
“実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”

ちょうど、季節柄、収穫の秋、実りの秋を迎えますね。

どうぞ、マヨネーズを召し上がる際には、ちょっとこの歴史を思い出してみてください。
まおんねーず…ひらがなで書くと、ちょっとお洒落に見えますか?笑

本日もお越しいただき誠にありがとうございました。
またのご来店を心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第41話> 〜ワカラナイ屋特別企画〜レジ袋編 (2020.10.14掲載)

いらっしゃいませ。
毎度、ご来店いただき誠にありがとうございます。
店主の湯浅弘一でございます。
ちょっと、今回はイベント週間です(笑)

期間限定「ワカラナイ屋」を開設させていただきます。
何???ワカラナイことを販売???

そうなんです。
世の中ではワカルことよりワカラナイことの方が多いわけでして…
身近な生活の中からこれってさあ???
疑問だけをお出しする、不親切な企画でございます(笑)
後日、ご意見、ご回答がありましたら、ご一報いただけますと幸いでございます。
誠に勝手ながら、否定的なものでなく…、建設的なご意見を賜われると嬉しいです。

<ワカル屋へのご意見箱>
(ワカル屋へのご要望・ご意見などはこちらより承ります)

では早速…
コンビニなどでお買い物をした後に、昔はいただけたビニールのお手提げ。
通称レジ袋でございます。

今や、このお手提げが有料であります。
大きさによってもお店によっても金額が異なり、2円、3円…ちょっと大きいサイズですと10円もいたします。
価格差5倍以上(笑)
すごいですよね。
高額な品物で価格差5倍ですと気になるのに…
ビニールのお手提げになると気にならない???
ワカラナイものでございます。

地球の温暖化を防止するために、お手提げを持参するこの活動自体はとても重要です。
それだけではありませんね。
海に住んでいる生き物が、このビニールのお手提げを大量に食べて、蓄積によってこの世を去っていくことはとても悲しいことであります。
先日も亡くなったイルカの体内から出てきた物は大量のビニール袋など。
見るに耐えません。
そう思えば、この活動をどんどん行うべきなのですが、
ついつい、お買い物に行くと忘れてしまうこのお手提げ。
特に仕事の合間にサクッとコンビニに着いて…“しまったぁ〜お手提げ忘れた〜”
まあ、買い物も必然的に手に持てるものだけになるので、節約&お財布に優しくなるのですが、買うものによっては…

先日もアイスクリームを買ったときのことです。
お手提げなしで手に持って外を移動するには、冬以外は厳しいものがあります。
昼間は特に溶けます…涙
できましたら、販売会社さんへのお願いなのですが、アイスクリームなどには、指にひっかける穴みたいなところを作っていただけると嬉しいのですが…笑

その前にコンビニでレジ袋を買えよ!ということなのですが…

これからは、お財布にお手提げをつけたものもアリですね。
いつもお手提げを身につけていれば…備えあれば憂いなし(古いかっ!笑)
洋服の一部がお手提げになるデザインとかあればなぁ…それってポケット!

これ以上は暴走になりますので、この辺りで止めさせていただきまして…

ともあれ、急にお手提げ袋が有料になったこの時代…
どこがワカラナイ?

お手提げの歴史を考えますと…

小生が子供の頃にはビニールのお手提げ(レジ袋)なんてありませんでした。
すべて紙のお手提げです。

これを復活していただいて、どこのお店でも紙のお手提げを無料にしてくださればと願っております。
そういえば、最近はこの紙のお手提げも有料のところがあるようですが…

科学者のみなさま!
使用して6時間くらいで溶ける地球に優しい紙とか?
耐久性が問題でしょうけれど。
そんな開発をしてくださいませんか?

そう、急にお手提げだけなくしておいて、代替えがない…
買い物に行って買い物の量を制限されている気分です。

世の中的には私たちに何をさせたいのだろう???
本当はそこがワカラナイのでございます。地球環境のためだけ?など。

でも、海のそばにある湘南工科大学としても海の生き物を守っていく必要があります。
大学の一員としても、レジ袋を買うのは控えます。

でも…
アイスクリームには、指に引っ掛けるところを付けて欲しいなあ〜笑

そんなわけで今回はワカラナイ屋でした。

次回はまた、いつものワカル屋の営業を予定しております。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
本日もご来店、誠にありがとうございました。
店主敬白

<第40話> 慣れだれ崩れ編 (2020.09.30掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ
毎度ご贔屓(ひいき)にありがとうございます。
ワカル屋の店主、湯浅弘一でございます。

小生、ミュージカル鑑賞が好きでして、学生時代はよく観劇したものでございます。昨年はニューヨークのブロードウェーで“アナと雪の女王”を見ました。
本場はやはり迫力が違うなあと、感動でございます。
今は…観劇もなかなか厳しいところもありますので、取り巻く環境が落ち着いたら見たいなあと思っております。
さて、日本でミュージカルといいますと、ライオンキングなどで有名な劇団四季。
その創立者である浅利慶太さんが団員に伝えた名言があります。
それは…
慣れだれ崩れ=去れ
厳しい名言でございます。

確かに、“慣れ”は本当に怖いもので、慣れた道のはずなのに、くぼみに自転車の車輪が入ってしまって転びそうになることがあります。
慣れてきた頃に失敗が起きやすいということであります。
あっ、最近ではマスク!!!
外出時はマスクをしなければいけないのに…
マスクが街中に供給不足の時はマスク!マスク!と追いかけた頃もありましたが、今は、マスクも手に入りやすくなりマスク生活にも慣れてきたのでしょうか?
電車の中やショッピングセンターなどで電話がかかってくると突然マスクを外してしまう方がいらっしゃいます。
会話が聞こえないのは分かりますが、話す時に自分の飛沫を飛ばさないようにするためのマスク着用なのに、マスクを外して電話をされている方を見るとちょっとゲンナリです。
もっと驚くのは電車内でくしゃみをする際にわざわざマスクを外す方が…
それくらい、もうマスク生活に慣れてしまっているということなのでしょうね。
マスク着用は自分だけのことではありません。周りの方々への配慮であることを忘れてはいけませんね。
外出をしたら、可能な限りマスクを外さないでくださいね!
でもこれを強調しすぎると“自粛警察”と言われてしまうのも嫌なんですけど…苦笑

話を元に戻して、慣れだれ崩れ。これはすごいです。
慣れる→だれる、だれる→崩れる、役者さんという演じる世界の方々だけの話ではなく、すべてにおいて通ずる話でございます。
「まあ、いっかあ〜」とか「とりあえずこれで良いや〜」は“だれ”につながるといいます。っていうか、すでに“だれ”ています(笑)
“だれ”てしまうと、その先は崩れてしまう。
頭でわかっちゃいるけど身体がやめれない!
こういう連鎖が起こらないようにするためにも、ある程度は自分に厳しくしないといけないわけです。
でもこれも強調すると自粛警察…笑
さて、この“だれ”ない生活にはコツがありまして、
“日々便利なことばかりしない!”
簡単に言えば、たまにはアナログ的に考えたり行ったりすることなんです。
例えば掃除をする際に、掃除機をかけるところをホウキを使うとか、炊飯器で炊くご飯をお鍋で炊くとか、コンビニで飲み物を買うところを家から飲み物を持っていくとか…などなど。
だって、皆さま!
スマホのない生活できますか?
電子レンジのない生活できますか?
コンビニを使わない生活できますか?
できそうで案外できないことでございます。
そういえば、大昔、スーダラ節という歌があってその一説に
“わかっちゃいるけどやめられない!”
というのがございます。これも名言ですね。
何より、スーダラ節をご存知な方は人生大ベテラン!!!笑

小生も授業などで、“これでいっかあ〜”と思うことが多々ありますが、それを
思った瞬間に自分が成長しないこともわかるので後学期は可能な限り“まあ、いっかあ〜”を言わないようにしたいものでございます。
極端に自粛警察にならない程度にアナログとの共有を忘れずに!…笑

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第39話> ナポリタン編 (2020.09.16掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。
毎度ご贔屓(ひいき)にありがとうございます。

最近、大阪に出張がありまして、その帰りのことでございます。
予定の新幹線まで時間がありましたので新大阪の駅にて軽食をいただくことにいたしました。さあ、何をいただこうかと…
新大阪の駅には、多くの飲食のお店がございます。
ラーメン、カレーはもちろんのこと、大阪名物お好み焼き、串揚げ、豚まん、
おうどん、京都のお漬け物屋さんのぶぶ漬けもございます。
やはり、ここは大阪ですから豚まんを所望しようとお店に参りますと大混雑。
予定の新幹線の時間もありますので断念。
どのお店に行くのかを迷っておりますと、
“大阪ナポリタン協会認定 大阪ナポリタン”の文字。
初の響きに、このお店に入りますと気軽な開放的な感じで三密は回避できそう。
早速、その大阪ナポリタンを注文。
お味も大変美味しく、豚まんのお店に入れなかったことに感謝でございます。
さて、食べながらふと…
ナポリタン…ナポリの食べ物???
どうもそうではないらしいのです。
第二次世界大戦終戦後、日本にはさまざまな進駐軍文化がもたらされ、横浜のホテルニューグランドで初めて提供されたものなんだとか…。
トマトソースで和えたパスタをフランスではスパゲティ・ナポリテーヌというそうでナポリ風という意味なのでしょうか。
ということは…日本で生まれた料理ともいえる???
それはさておき…
ナポリタンを食べながら次に気になったのが、鉄板であります。
ここのお店のナポリタン、熱々の鉄板にのってくるのです。
いわゆる流行の焼きスパであります。
このナポリタン、黄身の部分が半熟の目玉焼きがナポリタンの上にのっている最高に贅沢なナポリタン。
想像してください。皆さまならば、どのように食べますでしょうか?
適度にかき混ぜませんと、鉄板に接している部分の麺が焦げてしまいます。
そして麺をかき混ぜますと目玉焼きが鉄板に落下、下手をすれば半熟の黄身が…キャーッ!
小生、黄身を崩さないように注意をしながら、鉄板の上で麺の上と下をかき混ぜて位置交換。
だんだん、これが面白くなってきてしまいました(笑)
いかに黄身を崩さずにナポリタンをかき混ぜることができるか?
最終的には300gのナポリタン(ボリューム満点)を平らげたときには、キレイに目玉焼きが残ったわけでございます。
ちょうどそのときです。
お隣のお席にビジネスマンと思われる出張の方も同じナポリタンをご注文されていたのです。
やはり人気の焼きスパ、それもナポリタンです。
その方の食べ方も気になります。そう、目玉焼きの行方がです。
なんと、フォークで一刺し。
黄身をナポリタンに絡めていただいてるではありませんか…
私の冷めた鉄板には目玉焼きだけが鎮座。

小生の中ではナポリタンには通常、目玉焼きがないからと目玉焼きを“おまけ”として認識したわけでございます。
固定概念とは怖いものです。
目玉焼きはナポリタンと絡めるためにのっている。
とても恥ずかしい思いで最後に目玉焼きだけを急いでほお張った次第でございます。
もちろん、食べ方は自由だとは思いますが(苦笑)

自分の経験だけで物を判断すると新しい物を受け入れることができない恥ずかしい経験のお話でした。

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第38話> 朝のフルーツ編 (2020.09.02掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ
いつもご愛顧ありがとうございます。

残暑厳しくまだまだ秋は遠い???気分でございます。
気分だけでもフレッシュにならないかなあ〜

海外のリゾート地の朝食風景をイメージしてください。
屋外テラスで優雅に新聞片手にコーヒーとフルーツ、ヨーグルト。
西洋の方々の朝ごはんの多くはライトミールって感じでございます。
その横では、ビュッフェのてんこ盛りをガツガツ食べている小生がおります(笑)
ついつい、日本のバイキング形式のようにあれもこれも…下品でございます(涙)…
ただ、最近の情勢から、海外旅行、さらにはセルフサービス形式も控えないといけませんから今や昔の懐かしい話なのでありますが…

それはさておき、優雅な朝ごはん。これぞ1日の気分を上げてくれます。
低カロリーであるとかビタミン豊富とか詳しいことはわかりませんが、
フルーツって色がきれいですよね〜。
特に、柑橘系は香りも気分を元気にしてくれる気がします。
これもアロマ効果なんていう難しい言葉なのかもしれませんが、そこもスルーしていただきまして。

読んでくださる方の中には“ワカル屋が理由説明なしなのか?”と怒られるかもしれませんが、今回はお許しください。

さて、朝のフルーツで頭に浮かぶのは何でしょうか?
オレンジ、グレープフルーツ、レモンなど香りの良いもの。
バナナ、桃、ぶどうなど糖分メーンにあるもの。
スイカ、メロンなどの水々しいものなど。いろいろ浮かびます。
すべて、切ったりするだけですぐに食べることができます。
その便利さが時短という手軽さにつながりますし、少なくとも朝食を抜くことよりはずっと元気が出ます。
気分的には素晴らしい朝のフルーツ、ちょっと物足りない部分もございます。エネルギーの部分です。
だって、すぐにお腹すきますよね(笑)
こまめに一日中フルーツを食べ続けるわけにもいきませんから、ランチに少ししっかりした物をいただくのが良いと思われるわけです。

あっ、そうそう、フルーツは管理もしないといけません。
冷蔵庫への入れ忘れ、消費期限が短いフルーツもあります。
もしかして結構面倒???
いや、面倒ではなく、何をするのも楽をする分だけ苦労する部分があるというだけなんですよね〜。
朝の時短は、それを得るために、前の日にフルーツをカットしておいたり、食べる量だけ購入するなど準備が必要ということなんです。
朝の弱い方って結構いらっしゃると思うのですが、おそらくその1番の改善は、前の晩の寝る前の過ごし方ではないでしょうか?
次の日の朝の準備をどこまでしておくかが勝負!
ちょっとした準備で朝、フルーツの良い香りの中、サッと朝ごはんがいただけるわけですから、1日のスタートがスッキリすること間違いありません!
もちろん言うは易し行うは難しですが…ちょっと古い表現かなあ〜???

ともあれ、朝から不機嫌…イヤですよね。
何より相手に不快感が見えるのは好ましくありません。
小生は“湯浅先生は朝から元気ですよね〜”とよく言われます。
嫌味なのか、うらやましいのか分かりませんが元気が取り柄です!(爆)

まだまだ暑さが厳しいですが、気分だけでも笑顔で過ごせますように!
だって、朝のうちは日中より涼しいんですから、朝のうちに元気を出さないと(笑)

本日もありがとうございました。
またのご来店を心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第37話> 蚊取り線香編 (2020.08.19掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ
残暑お見舞い申し上げます
いつもご愛顧ありがとうございます。

さて、多くの方々がまだ夏休みの時期(もしくは、すでに夏休み明けかも?)かと思われます。
今回はまた夏の話題。特に夏だけの話題???
蚊取り線香です。
蚊に刺されるのは嫌なものでございます。
あの刺された後のかゆみは耐え難く。
刺される時は気付かない!
刺されている感を与えずに刺す蚊、ある意味すごいですね。
小生、そのメカニズムは素人ではございますが、どうやら蚊の口先といいますか蚊の針の部分はギザギザになっているらしく、そのギザギザの先端の部分しか皮膚には触れないので痛みを感じないでスッと針が皮膚に刺さるんだそうでございます。
さらに蚊の唾液が血を吸う代わりに入ってくるのですが、その蚊の唾液には血が固まるのを防ぐ成分が含まれていて、それは針を刺す痛みを感じにくくさせるというのですから、手が込んだものでございます。
刺された後に傷になってしまう…これって、刺された後に結構自分でかゆくてかきむしることで起きていますから悲しいですね…

さて本題の蚊取り線香、1890年(明治23年)に誕生したというのですから、もう130年も経過しています。
かなりの長命の商品です。
発売当初は棒状。つまり普通のお線香のような感じだったそうです。
長さが20cm、約40分程度で燃え尽きたとのこと。
これでは、四六時中このお線香タイプの交換に気を張っていないといけません。
ここから5年後に現在の渦巻タイプの前身が開発されたのだそうです。
長さ60cmを手で巻いて作られたそうです。
この頃の蚊取り線香は10cm燃えるのに1時間かかったそうですから、60cmで6時間。
これで寝る直前にたけばなんとか寝ている間は蚊に刺されることを避けられます。
その後手巻きから機械で巻くように大量生産されて75cmが誕生。7時間半の効力が可能になったわけです。

そういえば、お若い方はご存知ないかもですが、
昔は寝る時には蚊取り線香をたき、蚊帳(カヤ)という網を部屋に吊るして寝たものです。
簡単にいえば、大きい網のテントの中で寝るって感じです。
あっ蚊取り線香は蚊帳の外です(笑)
この蚊帳、すっごく暑いのです…
でも蚊には刺されないのですが、暑くて寝不足だったのを覚えております(笑)

閑話休題、蚊取り線香の巻き方も製造販売元によって異なるそうです。
右巻き、左巻き…企業もいろいろな戦略を考えた結果のようでございます。

小生の家では、今年からこの蚊取り線香を見直して使っております。
やはり効果は絶大。
さすがに家の中では使ってはおりませんが、蚊取り線香の香りはどことなく、子供の頃のおじいちゃん、おばあちゃんの家の香りを思い出します。

またのご来店を心からお待ち申し上げております。

店主敬白

<第36話> スイカ編 (2020.08.05掲載)

ようこそワカル屋へ。
店主の湯浅弘一でございます。
毎度、このサイトへお越しいただき誠にありがとうございます。

前回のトウモロコシ編に続き、夏の食べ物、小生のイラストにも出て参ります“スイカ”のお話です。

まず、スイカは野菜?果物?
結論から申し上げますと、“果実的野菜”。
どうやら、両方の要素を持つようです。つまり野菜であり果物であるとのこと。
多くの皆さまが“スイカは果物!”と思っていらっしゃることと思います。
間違いではありません。しかしながら、スイカ…実はウリ科の植物です。
ウリ科といえば、カボチャ、キュウリ、ゴーヤー、メロン…これらは野菜!
そういう意味ではメロンも果実的野菜でございます。

さて、昔のスイカの味をご存知でしょうか?
小生が小学生の頃のスイカは、そんなに甘くはなかったのでございます。
スイカwith塩。
小生の家では、スイカを食べる際には塩が付き物でございました。
もしかすると高級なスイカには塩が不要だったのかもしれませんが…
塩をまぶすことであまり甘くないスイカに、甘みを感じるというもの。
熱中症対策(?)も兼ねて水分の補給の代わりに昔はスイカをよく食べたもんでございます。
3時のおやつにスイカ、夕食後にもスイカ…1日何度でも…あっ、小生の家だけかもですが(苦笑)

最近のスイカはとっても甘くて、美味い!
品種改良もされたのですね。

品種改良といえば、昔の人参、昔のモヤシ、昔のイチゴ…挙げればキリがないのですが、苦い、酸っぱい、硬い…など、なかなか食べにくいことがありました。今の野菜、果物の味はメッチャ食べやすいお味でございます。
さて、スイカに話を戻しまして…
歌に“スイカの名産地〜♪”
これまた古い!笑
この歌がわかる方は人生ベテランの方々ですが…笑
そのスイカの名産地ってどこでしょうか?
思い浮かぶのは…湘南ですと
“三浦のスイカ”ですね。

上の写真は最近、買った三浦のスイカです(笑)
メッチャ美味しすぎるじゃありませんか!!!
この他、どんな名産地が浮かびますか?
尾花沢スイカ(山形県)や大栄スイカ(鳥取県)八色スイカ(新潟県)くらいしか知らない小生ですが、調べると生産量の多さでいうと熊本県や千葉県らしいです。

最近のスイカのレシピをネットで見ていたらなんと!
“スイカの冷凍保存”“焼きスイカ”…
実にいろいろあるもんでございます。

昔かたぎの小生にとって、スイカ→with塩
古い固定概念はいけませんね。
昔ながらのスイカも味の進化をしているのですから、固定概念にとらわれない進化が必要ということですね。

ワカル屋も進化します!きっと…笑

ご来店誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ち申し上げております。

店主敬白

<第35話> トウモロコシ編 (2020.07.22掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。店主の湯浅弘一です。

夏野菜のおいしい時期がやって参りました。
夏野菜といえば?
トマト、ナス、きゅうり、そして色鮮やかなトウモロコシ!
トウモロコシには、いろいろな種類がございます…
どんなトウモロコシがあるかを調べてみますと、
ほんのごく一部ではございますが…
ゴールドラッシュ、サニーショコラ、ピュアホワイト、バニラッシュ、甘々娘、ハニーバンダムなどなど…
大きく分けますと、粒がすべて黄色、粒がすべて白、黄色い粒と白い粒がおよそ3:1の割合で入っているバイカラーの3種類のようでございます。
白い粒が入っていると甘いようでして…
でもですよ…
やはり、トウモロコシといえば黄色いイメージですが、甘いのは白い粒入り!

ちなみに、先ほどのトウモロコシたちを、大ざっぱに仕分けいたしますと…
ゴールドラッシュ、サニーショコラは粒がすべて黄色タイプ
ピュアホワイト、バニラッシュは粒がすべて白色タイプ
甘々娘、ハニーバンダムは黄色い粒と白い粒が入っているバイカラータイプなんだそうです。
さて、皆さん、この甘々娘をなんと読むのかご存知でしょうか?
カンカン娘(ムスメ)と読みます。
カンカン娘で“懐かしい〜”と思われた方は、“銀座カンカン娘”ですよね?かなりの人生ベテランの方と拝察申し上げます(笑)
ほとんどの方がご存知ないかと思いますが。カンカンの意味は怒っているともよくいわれておりますが、銀座カンカン娘のカンカンは、フレンチカンカンというダンスだと思われます…ちょっと古すぎましたね(苦笑)

トウモロコシの甘々娘(カンカンムスメ)、これマジ甘いっす!
ぜひ、お試しあれ…

そういえば…
小生が中学生の頃のお話でございます。
自宅に帰る途中、トウモロコシ畑がございまして、トウモロコシが道路にピュっと出ているではありませんか。
畑の敷地内にあるトウモロコシはそれを育てていらっしゃる農家の方のものだということくらいは中学生の小生でもわかります。
しかし、道路に出ているということは、道路という公共の場にトウモロコシが出ているわけでございますから、このトウモロコシは公共のもの。つまり皆さんのもの。すなわち私がいただいても良いはず。これは天からの恵みと信じて帰り道に1本だけいただいて帰ったのでございます。

ある日、そこに立て看板が…
トウモロコシを盗むな!
畑の敷地から出ているトウモロコシを取ることは泥棒???…
おそらく、多くの方々が同じように考えてしまったに違いありません(笑)

解釈というものもまた、難しいものでございますね。
みなさま、真似されませぬように!

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。

店主敬白

<第34話> 電車の座り方が変わった???編 (2020.07.08掲載)

ようこそワカル屋へ。
毎度ごひいきにしていただきありがとうございます。
店主の湯浅弘一でございます。

スッキリしない天気でございます。
梅雨だから仕方のないことですが…
梅雨といえば鎌倉の紫陽花(アジサイ)が浮かぶのは人生ベテラン???
ところで皆さまは
紫陽花の花言葉
をご存知ですか?
“心がわり”…移り気とか浮気とか…
あまり好ましくない言葉かもしれませんが、紫陽花の花の色がいろいろあるからでしょうね〜
たくさんの紫陽花を見ると花の形もいろいろですし、色もさまざま、思わず目移りしてしまうのも否めません。
最近では、母の日にカーネーションの代わりに
ピンクの紫陽花
を送ることもあるらしく、そういう時の花言葉は
“元気な女性”
になるらしいです。それにしても紫陽花の花言葉も色を特定するだけで、いきなりマイナスイメージからプラスイメージですから…この意味の変わりようには驚きますね〜。
まあ、見ていてキレイであればそれで十分、小生の心は癒されるんですが…

さて本題…
最近電車に乗りますとお客さまの
座り方・立ち方
が変わってきています。平日を見てみますと、車内座席は1席おきに着席。
可能な限り隣の方とくっつかないようにする。
立つときも人とできる限り間隔を空けるようにする。
空いている時間に電車に乗る。さらには学童、児童を除いては車内でのお喋りは控える。
一斉にスマホを見つめて情報収集やゲーム。
静かな車内???いや、ゲーム音が音漏れで聞こえるようになった???笑

ここで不思議なのは曜日を土日に限定すると様変わり。
お出かけの姿の方々はマスクもしないで座席も隣り合う。
ましてやお若いカップルの方々はベッタリ(羨ましい〜笑)
お喋り満載です。
アッ!小生は自粛警察ではございません(笑)

紫陽花の花言葉と同じに感じる訳でございます。
普段はマイナスイメージの紫陽花が色を特定するとプラスに変わる。
電車内も平日はソーシャルディスタンシング!
休日はフリー!
急に変えなくても…と思いますが、ちょっとは周りを考えていただけたらなあ〜…と思うわけでございます。
そうそう、日本ではソーシャルディスタンスと言いますね海外ではソーシャルディスタンシングのようですが…文化の違いを感じる訳でございます。

そういえば、バラの花言葉は?
“愛”ですよね。(こうして書くだけで照れくさい言葉でございます(照笑))
しかし色を限定すると…
黒赤色のバラの花言葉は?
“一生恨みます”

コワッ!
急変でございます…
急に変わらないように生活したいものです。

くれぐれも3密を避け、今しばらくの可能な範囲での自粛に協力したいものです。
本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第33話> 番組制作から学ぶ新しいプレゼン編 (2020.06.25掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へお越しくださいましてありがとうございます。

長いことNHKのEテレの監修をさせていただいていて、感じることがあります。
番組1話を作るのに、たくさんの人々の結集したパワーが必要となるのです。
単に番組を収録、放送をしているのではなく、
それをどんな方に見ていただくのか?
見ている方々に分かっていただけるのか?
などなど、実にさまざまな要素からできています。

その中での小生の役割が、“数学を分かっていただく方法”を中心に番組と関わっています。
ワカル屋本業の出番です(笑)。

見ている方々、いわゆる視聴者様をこちらからは見ることができません。
見えない相手に見えるように説明をする私の仕事の主な内容は、
いろんなディレクターさんやプロデューサーさんと話を交わしながら(はじめはメールでやりとりですが…笑)
最終的には台本へと仕上げていきます。
教える立場からは内容がわかっていても、テレビを見る方々は基本的には数学の素人さんが多いわけです。
難しい数学用語は使うわけにはいきません。
読むだけで理解できるならば映像にする必要はありませんから、映像ならではの演出も考えていくわけです。
いわゆるテレビ屋さん達の演出力には驚くくらい毎回感動します。
分かりにくい数学もこんなに分かりやすくなる!
見てわかる!聞いてわかる!
そして、何より視聴者の方々が自分でも数学をワカルことに気づく。
今まで“ワカルはずがない!”と思っていた方でも実は理解できる、つまりワカル自信につながっていくのです。
“そうだったんだあ〜”“なるほど!”これこれ!。

前にもお話ししたかもしれませんが、小生は高校2年生時代、数学が赤点だったからこそ、ワカルことが嬉しい!と人一倍感じるんです。
大学の授業でも同じです。
“そうだったんだあ〜”“なるほど!”を授業にしたいわけです。
オンライン教育が進む中、これこそが重要課題なんですね。
相手が見えなくても授業をしていくこと。ワカッていただくこと。
そこには映像も使えるオンライン。
これが新しいプレゼンの形になることは間違いないですね。
何を伝えたいか?
フィードバックをどう仕掛けるか?
“楽しかった!”だけにならないように注意!
この3点が重要なんですが、楽しいところから深い知識の導入へ、つなげていくプレゼンが流行るでしょう。
オンライン教育を否定的に捉える方々も少なくないですが、
オンライン教育から新しい何かが始まるのです。
それが、新しい自己表現力。新しいプレゼンですね。

ちょっと今回は難しかった???
でも、これもご愛嬌で!

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。

店主敬白

<第32話> 文句を言い始めると止まらない!編 (2020.06.10掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋にお越しくださいまして誠にありがとうございます。

このご時世なのでしょうか?少しイライラしている方を散見いたします。
何かのきっかけで腹が立ったと仮定します。すると次々に…
この腹が立つというのは、誰にでもあるものでして、一度火がつきますと止まらないのもわかります。
その表現方法は人さまざまでして、火山に例える方もいらっしゃいますね。
小噴火が何度も起こるタイプ。もしくは耐えて耐えて一気に大噴火のタイプ。
皆さまはどのタイプ?
もしかして、活火山というよりは休火山タイプ?笑

さて、相手の怒るタイミングって何となくわかる気がしますよね?
おっ、来る…来る‥来る.来た〜!
待ち構えて嬉しい話ではありませんが(笑)

子どもならば、その噴火が自己主張なので、使えたりしますが、大人の世界では決して通用はしません。

そこで今日はそんな解決のお話をさせていただこうかと。

<自分が相手に腹が立つとき>
これって、冷静さがない時に起きやすいのです。
まず、怒る前に
“怒ることに意味があるか?”
これを考えます。ここが大人であるか、子どもであるかを大きく分けるのですが、
大人であれば、怒る前と怒った後のことを考えていますから、怒鳴ったりせずに説明の一環として“怒る”を採用することになります。
精神的に子どもですと、単に癇癪(かんしゃく)を起こしているに過ぎません。
そんな方は怒ってから恥ずかしい思いをすることが多いですね。
さらに…“怒ったのでスッキリした〜!”これなら単に大声を出しにいけば良いだけってやつですから恥ずかしさ満点!
いわゆる大人気ないというやつですね(笑)。
だから、怒る前に一呼吸待ちましょう。あなたが大人であるならですが(笑)

<他人から腹を立てられたとき>
これは意外にストレスなんですよね。
“なんで?” “なぜそんなに怒るの?”…と感じた時って、ストレスですよね?
他人が自分に腹を立てた時、自分に思い当たるところがあればすぐに謝るけれど、“相手が腹を立てている理由がわからない”いわゆる怒る理由が不明確もしくは納得できない時は、ストレスを感じるわけです。
そんな時、相手に怒る理由を問えば問うほど、相手はさらに怒りを増すわけです。
ですから、まず、“スミマセン”と言ってしまう方が安全です。少なからず、相手は自分になんらかの不満を持っているわけですから。
中には、“自分は悪くないのになぜ謝る?”と言われる方もいらっしゃいますが…
まずは、怒りの火消しに入るのが得策です。

そういえば…思い出しました。昔、とある外資系企業に就職した教え子から教わったこと…
その会社では“顧客にすぐに謝ってはいけない”と教えられたと。
大抵の場合、“会社に非はなく顧客が悪いのである”と徹底しているそうです。クレーム処理ってやつでしょうね。
まあ、対企業(自分VS企業)になると話は別ですからね。

閑話休題……他人が自分に怒りをぶつけてきたら?

気持ちを見直すと良いのです。
“大雨の中、お出かけをしますか?少し雨が収まるのを待ちますよね?”


相手が怒っている時は、まず、待ちましょう。
少なくとも相手が大人であれば、むやみやたらに怒ることはないですし。
まずは“スミマセン!”そして相手の話を聞くことで大抵は解決策が見えます。

怒ることも、怒られることも冷静さが必要なんです。

冷静さがなければ…
“ガキじゃあるめえし!”
ですよ!笑

ご時世なのか、怒りをどこにぶつけているのかが不明な方も散見します。
相手の気持ちに立つことを推奨したいですね。
怒られた相手はどう思うのか?
相手を不快にさせることは一瞬の優越感が得られても、
すぐに自分に不快が戻ります。


だから…何より笑顔です!
笑う門には福来る
辛くても、これも良い経験と思うことで笑ってごまかしましょう!


あっ!笑いながら怒ったりはしないでくださいね!
それって正直変なヒトです…

相手の気持ちをワカッテあげる前に、まず、怒るのを少し控えてくださいね。

本日も、ご来店誠にありがとうございました。

店主敬白

<第31話> オンライン〇〇編 (2020.05.27掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。店主の湯浅弘一です。

さて、このご時世、オンライン化が急に進みました。
オンライン医療、オンライン予約、オンラインマーケット、オンライン水族館、オンライン動物園、オンライン教育、オンライン面接…
まだまだ続くオンライン〇〇。

今回はワカル屋の十八番であります“オンライン教育”についてお話しさせていただきます。

ここ数年で、オンラインと言いますとインターネットバンキングや飛行機・鉄道の予約、ホテル・レストランの予約など、インターネットを使って行うことが普通になってまいりました。これが急に加速してオンライン教育にまで発展したわけでございます。

オンライン教育には、24時間いつでも見ることのできるオンデマンド型と、決まった時間に配信されるライブ配信型に大きく分けて2つになる気がいたします。
ライブ配信型であれば、在宅にして学校と同じ雰囲気で授業が受けられるというバーチャル・リアリティーあふれる授業ですから、教える側も受講する側も興奮さながら!ワクワク感満載です。

うちの大学でもこのライブ配信型の先生が多く、日夜講義方法の研究に余念がありません。何と言ったってテレビの生放送と同じですから発言にも気を遣います。
言い直しが基本的には効かないこと、一定時間に授業(番組)を収めなければいけませんからライブ配信の準備は大変でございます。

オンデマンド型は編集が可能なので、ライブ配信に比べると制作負担は少しだけ軽くなります。とはいえ編集でいろいろと手を加えますと、これまた手間がかかりますが…
ちなみに小生の授業はオンデマンドです。だって編集可能!笑。
その昔、ラジオの生放送に毎週出させていただいた時期があるのですが、生放送は時間ばかりが気になってしまい、毎回ハラハラしていたことを思い出します。

さて本題ですが…
この数カ月の間に小生、うちの大学に限らずいろいろなオンライン授業を見たり参加させていただいたりしました。
仕事柄 “何を教えたいのだろう???”と感じることも…
印象的な場面からほんの一例です…
(1)教える側が画面を占めている…先生の存在を教えたい?
(2)見ている側がパソコンやスマホなどの使い方に集中してしまう…パソコンとスマホの使い方を学びたい?
(3)雑談が意外に増える…授業(番組)を面白くしないといけない?
(4)資料がスライド的な物が多くなるので板書した気分になる…双方、教えたつもり?わかったつもり?

決してオンライン授業が悪いと言っているのはではなく、
何を情報として公開されているか?を受講している側が意識していないと授業から置いてきぼりになってしまい落ちこぼれの原因に。
いつの間にか時間に流されてしまう???
さらにオンデマンドですと早回しをして授業回避の方々も多いので課題満載ですが(笑)

中には、あるオンライン授業では、知識を与えずして課題ばかりを課す授業を散見。教える側は自分がメイン。
教わる側は何をして良いかわからないというワカル屋ではあり得ないことも。
そんな授業も見方を変えれば、教えたいことは教える側が“オンライン始めました!”を知らせたい!ということだろうと思えばそれで落ち着くのですが…
どんな授業でも受けている学生さんは偉いなあ〜と感心いたします。

ところで、皆さん!授業は楽しい方が良いですよね?
でも、授業を終えて“楽しかった〜”は、教える側から見ると悲しい面もあるわけでございます。
なぜって?
“授業はどうだった?”
“楽しかった〜”
“何を学んだの?”
“何だかわかんないけど楽しかった”
“………”
これは好ましくありません。
授業というのは“へえ〜”と思ってくれれば成功なんです。
楽しいだけでは学習になるとは限りませんから。
もちろん、“楽しくへえ〜”が一番ですが…

例えば、スポーツの授業はスポーツが好きな方には楽しいことだけではなく、運動機能を上げるという効果が学習になるのですが、運動の苦手な方には修行という学習効果になるわけです(笑)

ともあれ、授業や講義は、学生さんに見せることであり、魅せることに専念しすぎてはいけないことを教える側も教わる側も意識しておく必要があることが小生の大きな課題になったわけでございます。

それにしても、世の中の多くの先生方のオンライン授業は上手でございます。
ワクワクとハラハラに画面に釘付け!ちょっと目の疲れ付き!笑

今回は少し難しいお話で申し訳ありません。
でも、何かを学びましたか?笑

今日も、楽しく“へえ〜”を目指して授業をしま〜す!

本日もご来店誠にありがとうございます。
またのお越しをお待ち申し上げております。

店主敬白

<第30話> 都道府県章編 (2020.05.13掲載)

いらっしゃいませ。ワカル屋へようこそ。
店主の湯浅弘一です。

さて、以前ご来店いただきました際に“外国人向けの地図記号”のご紹介をさせていただきました。その後、あるお客さまから、“最近は地図を見るよりカーナビを見るから地図記号を見ることがなくなったよ。だって、カーナビだとその名称が書いてあるからね。だから地図記号なんてもうわかんないや〜”とのお話を伺いました。
確かに!
最近のカーナビというのはすごく便利でして、地図記号ではなく、その建物に似た画像も出てきて、その名称がハッキリと書いてあったりもいたします。ですから、地図記号を見る機会はメッキリ減ってしまったかもですね。

というわけで、あえて、今回もまた、地図記号からおさらいしてみようかと(笑)

では早速…

<第1問>これは何を表すでしょうか?

→結構、知っている方も多いかと思います。
“消防署”です。
この形は、昔、火消しに使われた道具(さすまた)の形なのだそうです。
火消しにその道具をどのように使ったんでしょうねあ~???

<第2問>これは何を表すでしょうか?

→“老人ホーム”です。言われるとワカル気がしますね。
家の中の入っているのは、杖!
ちょっと家の大きさの割に杖が大きい気もしますが…笑
これがワカリやすさってものですね。
ちなみに、この記号は2018年から使われている新しい記号なんです。

<第3問>これは何を表すでしょうか?

→見るからに“図書館”ですね。
実は、この記号は2002年から使用されているので、割と新しい記号なんです。

<第4問>これは何を表すでしょうか?

→思わず、“東京都”?それは違いますね〜
正解は“灯台”です。
灯台を上から見た図だそうで、光が四方八方に広がる感じが描かれています。
ちなみに東京都のマークは次の通り。

"灯台"に似ていますね。これも中心から光が出ているイメージだそうです。
光が6本です。
これは東京都の紋章(都章)といわれていて、人生ベテラン組にはこちらが身近???
えっ?なぜって?

実際によく見かけるのが

これですよね。
これは東京都のシンボルマークといわれていて、最近はこの「T」の字が秘められた形をよく目にすると思います。
どっちが正しいかというと両方とも正しいのですが、簡単にいえば、各都道府県の正式なマークが紋章。
ポピュラーなマークがシンボルマークって感じです。

となると、うちの大学(湘南工科大学)のある神奈川県の紋章は?

これです。“神”という文字からのデザインらしいです。
神奈川県はこれが県章でありシンボルマークでもあるのだそうです。

地図記号に関わらず、都道府県章もある意味ワカリやすい(?)
そろそろ、本日の閉店のお時間です。
またのご来店を心からお待ち申し上げております。
店主敬白

<第29話> どこを見て話す編 (2020.04.29掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。毎度お越しいただきありがとうございます。
店主の湯浅弘一です。

最近のお若い方々はスマホのテレビ電話機能に慣れていらっしゃるのでカメラに向かってお話しされることが上手に感じます。
あっ、そうそう今はテレビ電話とはあまり言わないようでビデオ通話とか、ほかの名前でしたね。
iPhoneだとFaceTime。横文字…若っ!笑

小生も若いフリをしてスマホでビデオ通話を頑張ってするのですが、あれって、なんか恥ずかしい気がするんです。
周りの背景が写る…
仕事の都合でホテル生活の多い小生の場合、主にホテルからのビデオ通話。
自分の部屋からのビデオ通話は決してお見せできません。自分の部屋はゴチャゴチャ感満載ですからね(笑)

それはさておき…
ビデオ通話をする際、どこを見れば良いのでしょうか?
直接相手と話をする際は、相手の目を見てと言いますが、実際に目を見てしまうと、なんか睨(にら)んでいるようにも見えますから
目のちょっと下あたりを見る
と良いと、習いませんでしたか?
相手に不快感を与えないという意味でも目のちょっと下あたりを見るのは正解です。
しかし…直接ビデオ通話の場合は?
今のスマホはとても性能が良くなっているんですよね〜
つまり画面上の相手の目を見て話すと、良い具合にお互いが見ている気分になるんです。ここで注意することは、
あまり画面に近づかないこと。
事実、スマホのカメラレンズ部分は画面の上の方に付いていますからね。
少し顔から離してお話しすると良いのです。
あまりにも顔が近いと、違う意味で相手に不快感を与えることにもなりますからね。
だって、相手に自分の顔を近づけると…
顔が近づくのではなく、鼻とかのドアップ!きゃあ〜!です。

あっ、気をつけてください!
気をつけるって、鼻のドアップではなく…笑
よく、ビデオ通話は無料の場合が多いのですが、データ通信量は確実に消費しています。
動画ですから…映画をスマホで見ているのと同じです。
パケットが使い放題なら別ですが、ある程度の制限をしている方は特にお気をつけください。

それにしてもお若い方は慣れていらっしゃる。
画面に自分の顔が映っても恥ずかしがらないから…
昔タイプの小生、やはり自分の顔が画面に出た瞬間、いまだに一瞬、ギョッとしますよ(笑)。
それも自分の顔に驚くわけです。情けない…(涙)

相手にどう映っているか分かるのがビデオ通話。
相手を見つつ、自分も見つつ…
だから表情をごまかす暇もありません。
それが良いんです。アナログで。
デジタルの中にアナログが見える、それがビデオ通話なんですね。

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。

店主敬白

<第28話> 自粛(?)編 (2020.04.15掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。毎度お越しいただきありがとうございます。
店主の湯浅弘一です。

毎日の報道でよく耳にする
“自粛”
この意味を小生のイメージとしてはなんとなくですが
“自らの行動を控える”
と勝手に解釈していました。ちょっと気になって調べてみると…
自分から進んで、行いや態度を慎むこと。(デジタル大辞泉)
とありました。
この意味がワカル???
小生の気持ちの中で引っかかるのが
“慎む”
でございます。これまた調べてみますと、いくつか解釈があるようでして…
・ あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。
・ 度を過ぎないようにする。控えめにする。節制する。
(デジタル大辞泉)
簡単に言えば、
“控える”
という感じです。
難しいですね。禁止では無いのです。
敬語なのかなあ???とも思えます。
その昔、時代劇の中で初対面の方に
“お控えなすって!”(古っ!)
という言い方もあったので、まあ、丁寧な言い方なんでしょう

湘南工科大学のすぐ近くには江の島があり、海があります。
この“外出の自粛”という言葉が流れてからというもの、外出を控えるどころか、海沿いには人々が増えてきていて解釈の違いを目の当たりにしています。
これこそ、ワカル屋の出番です!
そもそも、自粛の“粛”という漢字、あまり使いませんよね?
これも調べてみますと…
・ 静まり返っているさま。(デジタル大辞泉)
ということは、静かな様子になるはず!!!
やっと、意味が見えてきました。
“控えることによって静かになる”
のです。ですから、もっと分かりやすく、
“外出を可能な限り控えて静かな街にしてください”
と最初に言えば良かったのかもしれません。
その分、家の中で盛り上がるしかないのですが…笑

何事も最初が肝心なのであります。
間違った解釈、誤解、自分独自の解釈…
これらはすべて、最初にどう気持ちの中で受け取るか?なわけでございます。
製品の取り扱い説明書(いわゆる取説)も最初の解釈の仕方で使い方が変わってしまうじゃないですか〜
だから…
“説明する側も丁寧に説明を”
“聞く側も丁寧に理解を”

を目指したいものでございます。

これは、小生の授業でも目指している1つなんですよ。

さあ、これを機会に熟語の知識を増やすのも良いですね。
だって、熟語はワカルための必須アイテム!

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。

店主敬白

<第27話> 初めての会話編 (2020.04.01掲載)

いらっしゃいませ。
ようこそワカル屋へ。店主の湯浅弘一です。

新しい季節ですね。えっ?新しい季節?
皆さんは、
新しい年といえば1月。新しい季節といえば4月
そう思いませんか?
同じ“新しい”はずなのに期間にズレがあります。
1年は2回新しくなる???笑
そんなわけありませんよね〜

それはさておき、4月は新しい出会いが多いもの。
新入〇〇の季節
〇〇の中には学生、社員、バイトなどなど。(バイトだと〇〇に当てはまらない?…そこ許して~笑)
そんな季節、初めて出会った人と会話するのが苦手な人って、いらっしゃいませんか?
なんとなく、何を話してよいのかわからない。
何かを話して相手と解釈のズレがあったりとか、育ってきた文化の違いとかで、相手に不快感を与えないのだろうか?とか気にしてしまう方。
本当に何を話してよいのかすら頭に浮かばない方もいらっしゃいませんか? 話すネタが無いとか、何を話してよいのかわからないとか思う方…
“話そう!と努力のしすぎです”
そもそも会話は努力するものじゃありませんよ〜。
それに…お互いに会話が成立すると、急にお互いの距離感って縮まりますよね〜
それが同じ趣味とかであればなおさらです。

今回は、小生がよく実践している
会話の最初3歩
のご紹介です。

会話の第1歩は挨拶
おはようございます。こんにちは。こんばんは。お疲れさまです。
これって、簡単にできる会話です。
初めから相手の目を見なくてもよいですから声を出してサッと頭を軽く下げてしまいましょう。
そうすれば、恥ずかしさも軽減されます。

会話の第2歩は環境
天気の話題やら、どのあたりに住んでるの?とか、どうやってここまで来るの?とか…聞いてみませんか?
自分の家の近くのことを話してもよいですが、いきなり、“私の家は辻堂駅の近くなんです”と言われても相手は焦りますから(笑)

会話の第3歩は近々の事実
“コンビニでこれ買って来たんです〜”とか、“今日の電車めっちゃ暑かった〜”とか、“今日、定期券忘れて一度家に帰った!”とか(これは災難ですが…)
それも苦手な人は、“今日は来るまで暑かった〜”でもOK。注意点は、笑顔で言うことです。
まあ、災難の話は笑顔じゃまずいですが…

こんな風にしている小生、いつも話題提供には事欠きません(笑)。
常にたわいのない話をしてますから。あっ!でもさすがに災難の時は悲しい顔で話しますよ…

会話の苦手な人って多くの場合、結果を求めてしまうんですね〜。
自分が相手に話しても、その回答なく笑顔でスルーできる話題がその場を和ませることってあるじゃないですか。
だから結果は気にしない気にしない!
それにこれをなんとなく続けていると、自然にお互いに会話も成り立ってくるもんです。
それがLINEなどのSNSによるものに変わっているかもしれませんが…、それでもよいのです。
最初だけは、会話の最初の3歩でお互いに会話をしてみてください。
あっ!会話は面接じゃないんで、お互いの顔をマジマジ見ないでよいですから(笑)。
お互いが楽しくワカリ合える季節でありますように。

本日もご来店誠にありがとうございました。
またのお越しを心からお待ち申し上げております。
店主敬白

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