オープンキャンパスに参加したのがきっかけで、スポーツ工学という分野に興味を持ち湘南工科大学に入学を決めました。健康やスポーツに関わる仕事がしたいなと漠然と思い、大学では人間の身体の仕組みや健康について学びました。初めは医療機器やスポーツ用品メーカーへの就職を考えていたのですが、人間環境学科で扱っている環境科学、スポーツ工学、医療科学の３分野を学ぶうちに、人々の日常生活に寄り添った仕事に就きたいと思うようになり、一般家庭用レンジフードを製造から販売、メンテナンスまで行っている富士工業へ入社を決めました。

空気環境は、人々の生活に大きな影響を与えます。環境問題などもあり、現代社会においては誰もが心地よく、安心して生活できることはとても重要です。快適な環境づくりに自分が少しでも貢献できているかもしれないと思うと幸せです。

大学の授業ではプレゼンテーションを伴うグループワークをよく行いました。自分の考えを伝えるための資料を作り、それを発表して意見を交わし合う。これは私の今の仕事に直結しています。営業職に就いて2年が経ちますが、お客様にいかに分かりやすく的確に情報を伝えられるか、そして、きちんと情報を伝えられる資料を作れているか、この二点はとても大切です。大学時代にプレゼンテーション用の資料作りを何度も何度も行ったことが、今、役立っています。

もともと私は人前に立って話しをするのが苦手でしたが、大学の授業のおかげで克服できたと思います。たくさんの人たちの前でプレゼンテーションを行う授業を何度も経験していたので、お客様に提案する際も最初からあまり抵抗がありませんでした。

当社では、自社ブランド製品と委託元のブランド名で販売するODM製品、店舗などの業務用換気設備などを製造しています。みなさんの自宅のレンジフードも、もしかしたらFUJIOHの製品かもしれませんね。
営業でまわっている担当エリアは、首都圏以外にも、愛知、三重、岐阜など広範囲にわたります。会社の顔としてお客様に接するので日々緊張の連続です。「良い提案をしてくれてありがとう！」と初めて言われた時は、ちょっと認めてもらえたのかなとホッとしました。大学で培った“自分で考える力”をフル活用し、ベストな提案ができるようになりたいと思っています。

予期せぬことが起こる時代だからこそ、当たり前の日常って、実はとても尊いことなんだと感じます。だからこそ、当たり前の日常に日々感謝を忘れず過ごしていきたいと思います。誰もが心地よく、健康的で安心できる環境づくりを目指して、これからも頑張ります。