小さい頃から飛行機が好きで、漠然と将来は航空機に関わる仕事がしたいと思っていました。高校で進路を決めるときにエンジニアとして航空業界に関われたらいいなと工科系大学を探したんです。都内のビル群にある大学は、キャンパス環境がちょっとイメージと違っていて（笑）。大学といえば、構内に緑や芝生があって開放的な場所という思いがあったんです。湘南工科大学はまさに私のイメージにピッタリでした。近くに海もあって自然豊かなのに、辻堂駅前には大型ショッピングモールがありとても便利だし。充実した4年間を過ごせたのも湘南という環境だったからだと思います。

大学に入るまでプログラミングはやったことがなくて、パソコンも得意という訳ではなかったんです。そんな私が今、情報系のエンジニアとして仕事をしているんだから、何だかすごいですよね（笑）。すべて大学での学びのおかげです。コンピュータ応用学科では、プログラミングをゲームやWebデザインなど、身近なものから学ぶことができました。私はゲームが大好きなので、それをきっかけに抵抗なくプログラミングの世界に入ることができました。もしここで、最初から難しい課題を与えられていたら今の自分はなかったかもしれません。いくら「学ぼう」と思っても楽しくなければ続けられないし、頑張り続けるのも難しいですよね。社会に出たら、もちろん楽しいだけじゃなく、大変なことや頑張らなきゃいけない側面はいくらでも出てきますが、ベースに“楽しい”があれば大抵のことはきっと乗り越えられる。自分にとって何が原動力になるのか知っておくのはとても大切なことだと思います。

現在、大手レコード会社が運営している音楽配信メディアのシステム開発と運用を担当しています。所属アーティストの楽曲がどれだけ配信されたのかを集計・管理する、売り上げデータを可視化するシステムですが、偶然、大好きなアーティストが所属している会社だったんです。担当しているシステムが巡り巡って大好きなアーティストの役に立っているかもしれないと思うと、何だかすごいですよね！ 仕事をしたらこういう喜びも感じられるんだなって嬉しくなりました。

将来はエンジニアとしてのスキルをしっかりと身につけた上で、会社を内側から支える人事関連の仕事をしたいと思っています。父が長年、人事関連の部署で仕事をしていて、その魅力をよく話してくれるんです。“人材”は会社の要ですよね。優秀な人材を獲得するために企業はさまざまな努力を重ねています。どんなにハードが整っても、最後はその会社の顔である“人”が重要だと思うんです。就職活動を通して出会った人が魅力的であれば、その会社で共に仕事がしたいと思う。私は、人と関わってコミュニケーションをとるのが大好きなんです。そんな自分の得意なこと、好きなことを最大限この会社で生かしたいと考えた時に、エンジニアスキルをしっかりと持った採用担当側になることができれば、優秀なエンジニアをより多く獲得できるのではないかと思いました。“自分だからできること”を実現できる場所で花咲かせたい。そう思っています。