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研究室紹介



研究目的

光回線サービスを利用しているときはもちろん、スマートフォンなどの無線サービスを利用しているときも、ユーザは気が付きませんがほぼ必ずと言っていいほど途中では光通信を使っています。ユーザは無線アンテナ基地局を通じてアクセスネットワークへ接続し、そのアクセスネットワークのデータは多重化されて上位の地域ネットワークや長距離通信を行う基幹ネットワーク、さらには国際通信を担う海底ケーブルネットワークで通信が行われます。地域ネットワーク、基幹ネットワーク、海底ケーブルネットワークは従来から主に光通信で構築されていましたが、ユーザが利用するコンテンツの容量が増大し、アクセスネットワークの光通信化が進み、さらに近年は無線アンテナ基地局とアスセスネットワークの回線へも光通信技術が適用されるようになってきました。

このように、光通信は現代の情報化社会を支える必要不可欠の技術となっています。本研究室は光通信に関する最新技術の研究を行うことにより、通信インフラの高度化に貢献することを目的としています。

研究室の活動方針

3年次後学期の仮配属期間から本配属後の4年次前学期までは、光ファイバ通信関連技術の初歩的なテキストや解説記事などの輪講を行ったり、C言語、MATLAB、LabVIEWなどのプログラミング技術を習得したりし、卒業研究の準備を進めます。

4年次後学期からは、それまでに得た知識を基に、専門的なテキストや論文を参照して卒業研究のテーマを決めます。卒業研究は研究テーマにより、実験、シミュレーション、或いはその両方を実施していくことになります。実験では光測定器やオシロスコープなどの汎用電子測定器をLabVIEWで制御しながら光通信用デバイスなどの測定を行います。シミュレーションはMATLABやC言語を用いて理論をコード化して計算をし、光通信用デバイスなどの設計・特性評価を行います。また、卒業研究の進捗状況は定期的にプレゼンテーション形式で報告をし、研究室メンバ同士で議論し研究を深めていきます。

大学院へ進学した場合は、研究成果を国内学会の大会・研究会や国際会議における発表、学術論文発表も行っていきます。

このような卒業研究を通じて、光通信関連技術を中心とした電気電子工学の知識・経験に加え、社会人として活躍していくために必要なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけていきます。