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研究内容



光ファイバ通信の容量限界を打破する光ファイバデバイス設計技術

マルチコア光増幅技術

一つの励起光源を用いて複数のコアを一括して光励起することにより、励起光源の消費電力削減・部品点数削減が期待されています。本研究では増幅用ファイバの基礎的光学特性評価、光増幅伝播解析、増幅器を構成して特性を評価する実験により、増幅用ファイバや増幅器構成の最適化を行っています。

フューモード光増幅技術

モード分割多重用のフューモードファイバ光増幅器では、モード間に生じる利得差やモード利得制御が課題になります。本研究では、増幅用ファイバの基礎的光学特性評価、光増幅伝播解析、増幅器を構成して特性を評価する実験により、低モード間利得差の光増幅器設計の明確化とモード利得制御法の検討を行っています。

光ファイバ給電・無線伝送用光増幅技術

無線サービスインフラにおいて、敷設・運用コスト抑制、および災害時の安定した電力供給のために、アンテナ基地局と制御局を結ぶ光ファイバ給電・無線伝送の研究が進められています。その光ファイバ伝送距離の長延化には光中継が必要となります。本研究では、光中継に使用するエルビウム添加光ファイバ増幅器について、信号光、励起光、給電光の各波長の最適化、および増幅用光ファイバの構造最適化を行うことにより、光ファイバ給電・無線伝送に適した光中継技術を実現を目指します。本研究により制御局と基地局間の長延化が可能となって、制御局と基地局の距離制限が大幅な緩和、距離制限の緩和によるネットワークの柔軟な運用などの効果が期待できます。