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研究内容


次世代情報通信の基盤となる無線用高周波半導体デバイスを搭載したシステムの研究を進めています。将来の情報化社会では一人一人のニーズに対応したきめ細やかなサービスをリアルタイムに提供することが実現されます。そこでは人工知能技術と融合して大量の情報を瞬時に処理するための通信の高品質化、ユーザー側で判断を可能とするエッジ処理、無数のIoT端末への常時電力供給が求められます。これらの課題を解決する技術の一つとして、無線信号の高品質化に加え、情報伝送と電力伝送を同時に実現するシステムの実現を進めています。これら研究を通して、将来の無線システムやIoTシステムの高度化を図り、Society5.0の実現に寄与することを目指します。
<小型広帯域低ひずみ高周波電力増幅器の研究>

将来の無線システムは高周波化、アレイ化が進みます。システム実現のキーコンポーネントが電力増幅器です。研究室ではフェーズドアレイシステムに実装できる超小型回路化、同時に信号ひずみを低減する高周波電力増幅器の研究を進めています。
<無数のIoT機器へ電力供給を可能とする無線電力伝送の研究>

無線電力伝送では送電回路、受電回路の伝送距離、位置が大きく変動しても効率よく電力伝送を可能とする回路方式の研究を進めています。またMHz帯整流回路の広帯域化、高効率化、高電圧化を進め、小型IoT機器への搭載を目指します。これにより受電側と送電側の鎖交ズレや受電電力量による伝送効率劣化に対する課題への解決を進めます。さらにマイクロ波を使ったエネルギーハーベスティング技術の研究も進めています。